田中樹を一目惚れさせた女 (ページ13)

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後輩ページ13

樹side

雑誌撮影が終わったあと携帯をみると恭平からのメッセージ
今から会えますか？その一言だった

それに俺は今から行く、そう返信し
恭平の家へと向かった

恭平「あ、樹くん！」

駐車場に車をとめると恭平の姿

樹「おう」

恭平「すいません、忙しいのに」

樹「全然、なんかあった？」

恭平「はい」

そう話をしているうちに恭平の部屋に着く
部屋に案内してもらうとリビングは片付いていた

恭平「お茶でいいですか？」

樹「ん、ありがと」

お茶を持ってきてくれた恭平
そのまま俺の隣に腰掛けた

樹「んで、話ってなんだよ」

恭平「ああ、高橋Aって僕の姉なんですよ」

樹「うん」

知らなかったけどまだ理解できる範囲だった
なぜならAから恭平の話をすることがあったから
２年前までは

恭平「2年前、姉と付き合ってたんです」

樹「は？」

正直、頭が追いつかなかった
Aと恭平が付き合ってた、

２年前、笑顔が消えていたのは別れたからなのか
それともまだAは恭平が好きなのか

恭平「樹くんには伝えておきたかったんです
僕はまだ姉のことが好きです、でも姉にはもう気持ちはないんです

わがままでやな後輩かもしんないですけど樹くんに
幸せにしてほしいんです」

なんて言う恭平
いつでも笑顔なA、無理してほしくなくて

頑張りすぎないでほしくて、俺が守りたくて

樹「っ、恭平ありがとな」

恭平「はい、」

俺はAの家に車を走らせた