Happy Valentine（masato.k） ページ16
．
Masato side
『す、すいません…遅くなりました。』
多「全然遅くはないけど… 今年もえぐいことになってんなぁ、笑」
打ち合わせの時間に、珍しくギリギリでやって来た彼女の両手には
これでもかっていう量の "ある物" が抱えられてる
2月14日。
世間の女の子たちが胸を膨らませ
男たちがソワソワする このイベント
ところが、これに対して
数年前の同日、一石を投じたのが 他でもないゆるちゃんやった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
@yu_ru_gi_desu
芸人の皆さんへ
万木は本日をもって、
義理チョコ抗争から戦線を離脱します。
よってこれ以降、名前を叫びながら当該日に劇場や現場を探し回るのはやめてください…
フリとかやなしに！
RT 1459 いいね 7016
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
このツイートが発布された瞬間、
劇場は大混乱
勿論 俺も、その場では平生を装いながら
ツイートへ「いいね」ボタンを押す代わりに
心の中で勝手に作った「いいわけないね」ボタンを連打しまくった
いいね押した7000人、一体どういうつもりやねん。
そして そのうち、
たとえ 義理やとしても、
チョコレートが貰えないことを理解した芸人たちが
お返しなら貰えそうやん！！
と、不純な心で ゆるちゃんの優しさにつけこみ
バレンタインデーに逆チョコを渡す習慣を作り出したものの
恥ずかしくて、未だに便乗できずにいる俺
『健人と新山くんに挟みうちされたら、なかなか逃げれなくて…』
多「結局、バレンタインは芸人に追い回されてんねや。もうあげた方が早いんちゃう？笑」
「そうやで！絶対あげた方がええ！」
多「ほら、ここにも貰いたがってる奴おるし。」
人のせいにしてるけど、多田ちゃんやって
ゆるちゃんのツイートに反論コメントしてたの、俺は知ってんねんで。まったく。
まあ 貰いたいのは事実やから、
そろそろ恥を捨てて
逆チョコの流行りに 乗らなアカンってことか
ライバル多いし嫌やなぁ…
そもそも受け取ってもらえるんかなぁ…
って、ネガティブな考えがグルグルしてる中
『全員にあげるのが、ちょっと大変やなぁって思っただけで 嫌ってわけやないんですよ、、？』
荷物の山から、何かを探し始めたゆるちゃん
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 317人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「芸人」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なちゅ - はじめまして、楽しく読ませていただいております！リクエストさせていただきたいです、！前回の友保さんのお話が凄く好きだったのでまた書いて頂きたいです！ (8月6日 9時) (
レス) @page27 id: 81dd9b80cd (このIDを非表示/違反報告)
ななし - ゆるちゃん？かわいい名前 (2022年6月12日 15時) (レス) @page2 id: 2a6ffaf908 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しゃけ宮 | 作成日時：2020年11月2日 23時
