第1話 ページ1
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『音駒高校2年‼︎
狼谷Aはバレーと結婚します‼︎』
「馬鹿でかい声で変なこと叫んでんじゃねーよ」
「はあ、バレー馬鹿もここまで来ると怖いね」
「ついに無機物と結婚できる時代かぁ、」
『バレー馬鹿じゃない…!バレーを心の底から愛してるんだ…!』
「うん、それを世間一般ではバレー馬鹿って言うんだと思うよ」
『…』
研磨くん超辛辣なんだけど
てかみんな人のプロポーズに好き勝手言い過ぎじゃない???
俺傷ついちゃうんだけど…
「おーし、こんなやつのことなんかほっといて練習始めるぞー」
クロパイセンにはスルーされるし…
――――
ああ、気持ちいい
スパイクが決まった瞬間、この世界の主役は俺なんだと、この世界で今一番輝いているのは俺なんだと、そう実感できる
バレーより素敵なモノなどこの世界にあるのだろうか
バレーは俺のことを裏切らない
バレーは俺の生きる意味
バレーが無くなれば俺の存在価値など無いに等しい
ああ、バレーと一体化することができたらいいのに____
「うわ、心の声漏れてるぞあいつ」
「…いいポエムだね」
「厨二引き摺りすぎだろ」
「女子達ってアレの何がいいんすかね」
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作者名:Leo | 作成日時:2024年3月16日 21時