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神夜siten
狐のお面を被った人がいた
いや.・・・アレ人・・・？じゃないよね
「犬塚信乃、犬神神夜、犬川荘介、主の命によって迎えに来た今すぐ出立の用意を」
一人の狐が笑う
「成程、二つで一つの命かもう一人は・・・なんだ？獣の半妖、か、一人は犬畜生とはな」
信「何だと！？このキツネ野郎！！」
荘「信乃！！」
掴みかかりそうになる二人を止める
「おお、こちらの一人の子供は我らと同じ」
「お主らは何と共にした？」
「臭う、臭うぞ」
荘「これが教会本部のお出迎えとは到底思えませんね」
「お主それと共に時を止めたなお主も。何故なら我らも時とは無縁」
「その姿のままでお主はそれと共に行き続ける」
「主が知りたがっている、それは"何か"と・・・何故お主達はそのようにして生きるかと」
「だから迎えに来た、さぁ」
信「ケッ」
信乃は笑う
信「コレが何か知りたいって？いいぜ、教えてあげるよなあ？"村雨"」
信乃は腕から、出てくる
「向こうの結界の中だと言ったのに...何てムチャな...」
村「キシャアアアアア」
荘「あ、よかったですね。壊れたみたいですよ？結界、さて朝食の支度が途中でした」
浜「アラいけない！お茶っ葉放置したままだったわ」
信「畜生！！」
机を思いっきり叩く
神「あのキツネ達」
信「浜路をどこに連れて行きやがった！？見つけたら即刻鍋にしてやる！！」
神「それマズそうじゃなくて！浜路をどこに連れてったんだろう？」
「彼らはおそらく教会が引き取った四獣神家のうちの尾崎家の五狐だと思われます」
荘「四獣神家」
「獣神を司る家系が四つで四獣神家、獣神に選ばれた子供が生まれる家系なのですが教会はその力を得ようと子供達を引き取ったと聞いています」
信「教会が信じてる神様って一人だろ？」
荘「何故、教会は獣神に選ばれた子供を」
「もちろん、教会は他の神様の存在を認めたくないはずですが存在している以上力を手に入れたいというところでしょうか」
荘「ということは俺達を呼び出そうとしているのは」
「信乃の中の村雨か神夜の中の獣妖か荘介の中の四白か」
信「ヤな感じー」
神「気分悪いね」
荘「では浜路は教会本部に・・・？」
「多分」
荘介「それだけ判れば十分です浜路なら大人しく猫でも被って俺らを待つでしょうから信乃、神夜、明日の朝には帝都へ発ちます用意してください」
神「分かった」
信「面倒くせー」
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作者名：ダメネコ | 作成日時：2017年8月8日 22時
