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神夜siten
荘「面倒でも仕方ありません、これは俺達への宣戦布告です横っつらをはたかれて黙ってる信乃じゃないでしょう？」
信「成程、あのキツネ共ってあぶらあげで捕まえられる？」
荘「ナマモノ持参禁止ですよー」
信「えー」
神「だからマズそうだって・・・ていうか遠足気分になってるような」
村「村雨はコレー」
荘「遠足じゃないんですから・・・」
信「似たようなモンだろ」
シューーーーッ
神「音がうるさい・・・」
荘「ここが帝都ですか」
信「うへーすっごい人混み」
神「いろんな匂いもするし人多すぎ酔いそう・・・」
荘「大丈夫ですか？ちゃんとついて来て下さいね、宿に着けば少しは・・・」
「犬塚信乃、犬神神夜、犬川荘介」
「教会本部の命により君達を迎えに来た長老達も首を長くしてお待ちだ」
荘「申し訳ありませんが荷物もありますし先に宿に寄らせてもらえますか？」
「その必要はない、こちらで用意済みだ」
神「一々感に触る言い方してるね」
教会のやつらには聞こえない様にボソリと呟いた
「それにしても本当にこんな子供で間違いないのか」
信「テメエ...！」
神「ムカつくけど落ち着いて」
莉「犬塚信乃」
名前を呼ばれ信乃は振り向く
あれ・・・この声どっかで・・・
莉「遅かったな、待ちかねたぞ」
莉芳は神夜を見る
莉芳「それと・・・久しぶりだな神夜」
この匂いも外見も見たことある・・・見たことあるはずなのに思い出せない
神「・・・ッ！？」
頭が痛い・・・
信「大丈夫か？」
神「う、うん」
荘「知り合いですか？神夜」
神「知らない・・・」
「里見様・・・！？」
「何故こちらに・・・」
莉「この三人を迎えに来ただけだ大塚村の生き残りの者なら私の仕事だろう？」
「いや・・・しかし長老が」
莉「後継人として私が面倒を見る」
莉芳がこちらに近づいて来る
僕は信乃の後ろに隠れる
神「誰この人・・・？」
僕は頭の痛みに耐えながら警戒する
信「莉芳」
荘「信乃、彼を知っているのですか？」
信「獣憑きの・・・四獣神家の里見莉芳だよ」
里見、莉芳・・・？
僕達は見琅館の前にいる・・・一人は車の中だが・・・
三人『ハ？』
目をぱちくりさせる
莉「聞こえなかったか？私は忙しい、話は明日だ私が来るまでこの旧市街を出るな、いいな？ああ、それとお前達の幼馴染みは心配しなくていいすぐに会える、ではな」
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作者名：ダメネコ | 作成日時：2017年8月8日 22時
