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私たちは孤児だ。

親に捨てられて3人で仲良く暮らしていた…。

真「冬、夏。兄ちゃん、今日も夜遅くになるかも知れないからしっかり戸締まりするんだぞ!」

夏「分かってるよ〜。」

夏がプウッとほっぺたを膨らませた。

冬「お兄ちゃん、藤のお守り無くしちゃったでしょ?夜は危ないから私のお守り貸してあげる!」

懐からお守りを取り出してお兄ちゃんに持たせた。

真「えっ?そんな、そしたら冬が危ないよ。」

冬「大丈夫だよ!どうせ家の中に居るし、」

心配するお兄ちゃんを安心させるようにそっと微笑んだ。

真「そうか。じゃ、兄ちゃんは行ってくるからな!」

冬「うん!行ってらっしゃい!」

夏「行ってらっしゃ〜い!」

私たちは出掛けていくお兄ちゃんに手を振った。

ーーーーーーーーーーーーーーー
数刻後…

冬「夏〜。そっち閉めた?」

夏「閉めたよ〜。」

部屋の奥から…とは言っても詳しく言えば私が居る反対側の壁の方である。

家は小さいから座敷は畳が四畳。

それでも私たちにとっては広い方だ。

冬「閉めたからさ、水浴びて寝よう。」

風呂なんて無い。

寒くても川でくんだ水を浴びる。

夏「桶取ってくるね!」

夏が外に出ていった。

私は拭きものの準備でもしようかな…

夏「キャァァァァ!!」

冬「な、夏!?」

外から夏の悲鳴が聞こえた。

外に飛び出すと、辺りに鉄のような匂いが漂っていた。

夏が血を流して倒れている。

冬「な…つ…?」

何があったの?

私は怖くてその場に立ち尽くした。

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ホノ - リクエスト募集中です! (2021年9月14日 13時) (レス) id: 91a22399f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ホノ | 作成日時:2020年10月14日 20時

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