初めての 【飯田天哉】 ページ4
「いったぁ…」
思わず足を抑える
さっき歩いていたら、後ろから押され転んでしまったのだ
転んだ拍子に足をひねったらしい
ぷっくり と腫れた足は痛々しい色をしていた
周りの人は見向きもせず、早足で去っていく
「やっぱ都会怖すぎ…」
悲しくなって俯いた時
「どうしたんだい、君！」
ﾊﾞｯ と顔を上げれば、男の子が私を覗き込んでいた
「あ、えっと…足を捻ってしまって…」
「あぁ、足が真っ赤に腫れているじゃないか！」
「とりあえず、座れるところに行こう！」
男の子は 立てるかい？ と手を差し伸べてくれた
.
「とりあえずこれを…」
きゅっ と結んでくれたのは、濡れたハンカチ
「うぅ…」
「ど、どうしたんだ！」
いきなり泣き出した私に、男の子は慌て出す
「ごめんなさい…都会来て初めて優しくされたの」
「そうなのか」
おずおず と男の子は私の頭を撫でてくれる
「あぁ！すまない！これはセクハラになるのだろうか…」
「セクハラって…ふふっ…同い年くらいなのに」
「君は笑っていた方が可愛いな！」
「え…」
「さて、そろそろ僕は行かなければ」
そう言って、立ち上がり行こうとする彼を思わず引き止めていた
「あの！お名前！教えてくれませんか！」
「あぁ、僕は飯田天哉」
「飯田くん…」
「また会えるといいな！」
そう言って、彼はどこかへ行ってしまった
これが私の初恋にして、初の一目惚れだった
彼女はまた飯田少年と出会うことになるのだが
それはまたあとの話
《初めて食べる味の 青い飴》
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さくらモチモチ - 二回もリクエストしてスミマセン！できるのならとがちゃんで、イケメン女主に惚れる。みたいな！！本当にスミマセン！！ (2019年3月17日 22時) (
レス) id: a9ea5d043e (このIDを非表示/違反報告)
瑞林(プロフ) - リクエストよろしいでしょうか？クロノお願いします…！ワンナイトラブみたいな感じで出会ったけどお互い忘れられない、でも立場の違いとかから許されるはずも無くて切ない思いをする…的な(語彙力)。 (2019年3月17日 20時) (レス) id: 441daa480c (このIDを非表示/違反報告)
瑞林(プロフ) - 表情が巧みですね…！思わずひきこまれちゃいます。コンパクトに纏まってるのに、作者様の書きたい心情がきちんと伝わってきます！素晴らしいです！私も見習わなきゃ…汗 (2019年3月17日 20時) (レス) id: 441daa480c (このIDを非表示/違反報告)
あだ名がンゴって… - ほんまですか！？俺も最初見たとき「え…好き」ってなりました！（聞かれてない） (2019年3月14日 0時) (レス) id: d0cbd630d9 (このIDを非表示/違反報告)
りょか(プロフ) - あだ名がンゴって…さん» 了解致しました！ヒロアカ知った時に1番初めに好きになった推しなんで(聞いてない)頑張ります！！ (2019年3月8日 22時) (レス) id: 53173746d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りょか | 作成日時：2019年3月7日 17時
