初めて…かな ページ7
あやside
『……』
あや「ど、どうした…の?」
『え、いや、なんでもない…』
あや「なんでもなくないでしょ!傷だらけで帰ってくるし、なんか無言だし!」
『…ちょっと、岩泉一って知ってる?』
あや「う〜ん…あ!!来てきて」
まさか、Aが男に興味持つなんてね…
嬉しいな〜
及川先輩?…の事で色々あるし
まぁ彼氏ができたら、Aも大丈夫だろうし
あや「体育館。その人はきっとバレー部だよ!」
『そう…』
あや「放課後だから、ファンクラブの人もいないと思うし、行こう!!」
『ちょっと!!あや…!』
私がAを…
花巻「…え、まじでお前から」
『私は…アイツのために来たんじゃない』
及川「じゃあ、誰のために来たの?」
岩泉「お前……」
『お、お礼言ってなかった!』
及川「え……」
『ありがとう、助かった』
うわぁ…あんな嬉しそうなA見たの
何年ぶりだろう…
あの人と県が離れてから、
Aは笑わなくなったしな…
及川「ちょ、ちょっと待ってよ!…どういうこと!?」
『近寄るな、お前は嫌いだって言ったはずだ…』
あや「…A」
岩泉「コイツと知り合いなのか?及川…」
及川「ちょっとね…」
『名前はこいつに聞いてくれ、ありがとう…じゃあな』
あや「待ってよ、岩泉さん…Aをお願いしますね!ふふっ…及川さん、もう近寄らないでください!では!」
もう近寄らなくていい…
Aが笑顔になる
あや「A?夏休み…もうすぐだけどさ、どっか遊びに行く?」
『私は東京に行く』
あや「え、まさかアイツのとこに行くの?」
『あぁ…』
あや「やめなよ」
『私が引っ越しただけだ…』
あや「Aに執着してるだけだって」
『あやはアイツの優しさを知らないんだ、私は別にいい』
アイツより、まだ及川先輩の方がマシだと思うけど…
『とにかく、夏休みは会えないからね、まぁ…電話で話すぐらいなら』
あや「はいはい、なんかあったら、言うんだよ?Aすぐ、怒るからね」
『わかってるけど…普通のことを言ってるだけだ』
あや「はいはい」
1人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:reon | 作成日時:2018年8月2日 7時