いじめられても、困りますね ページ6
「ちょっと来て」
今日の放課後
アホに呼ばれて行ったら
5、6人私の前にいた
『なんの用?』
「及川さんに気に入られてるからって、調子乗んなよ」
は?
「アンタの性格が珍しいと思って、構ってあげてるだけなのよ」
いやいや…
「飽きたら捨てられて、笑いものよ…うふふっ」
意味不
「縛って」
『うわっ…ちょっとお前ら頭おかしいんじゃねぇの??』
アイツらは私をどんどん縛っていく
「ちょっと痛めつけるのよ、私らに向けられない…及川さんの目をこっちに向けるのよ」
『ちょっと暴力とか、馬鹿女しかしないこと…いっ!!』
すごい腕がビリビリする…
『いった……』
血が出てる、カッター…?
「汚い血…」
美優「Aちゃんが悪いのよ、私のデートの日もアンタの話題ばっかりで」
『お前っ…』
美優「こんな奴…いらないっ!」
『やっ…ぁあ!…いだ…』
太もも……
神経きれたらどうすんだよ!!
「もういい…私の最後の切るだけで…いいのよ」
『やめろっ!!下がれっ!』
「もう腕でいっか、左腕綺麗ね…うふふ」
『やめっ…いっ!!あぁ…いだ…』
ゆっくり切っていく
前にいる奴は、目が狂っていた
コイツら許さない…
アイツせいで…
だから、男は嫌いなんだ
『保健室行ったら、なんて言い訳しようか』
ピコンッ
『あれ…こんな時になんだよ』
[元気?今度東京来てよ、待ってるから]
『待ってなくていいわっ』
[夏休み行く]
[合宿中だけど、いい?]
[手伝う]
[ありがと。待ってるね]
はぁーあ…
「お前っ、血だらけ…!」
『あれ…いや、さっき草でかすっちゃって』
「とにかく、保健室行こう!…な?」
『ちょっ…この体制やなんだけど』
誰か知らない人にお姫様抱っこされている…
変な感じ
「先生は…いないのか…なら、俺が消毒とかするけど、自分でするか?」
『え…いや、よくわからないから…任せる』
「おう…」
その人は手先が少し不器用で
でも、綺麗に洗ったりしてくれた
『名前は……』
「岩泉一だ、またなんかあったら、言えよな」
『あぁ…うん。』
こんな奴
アイツ以外に初めてだ
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作者名:reon | 作成日時:2018年8月2日 7時