占いツクール
検索窓
今日:56 hit、昨日:69 hit、合計:46,199 hit

別れ ページ23

Noside

「ねぇシルク...

私たち別れようか」

Aのその一言で、その場は凍りついた。

誰も、すぐにAの言葉を理解出来ていなかった。

シ「...何言ってんの?」

やっとの事でシルクが口を開く。

「だってさ。シルクはいとこちゃんのことが好きなんでしょう」

そう応えたAは下を向いている。

シ「何言ってんだよ!俺が好きなのはお前────」

「それ本当に?」

言い切る前に遮られた。

Aの声は震えている。

「私のことが好きって言ってくれたけど、間違いなんじゃないの?
私を好きだと思ってたのは、ただの幻で錯覚なんじゃないの?」

シ「そんなことあるわけない!」

シルクはAの肩を掴んだ。

肩を掴まれて上げられたAの目からはボロボロと涙がこぼれ落ちていた。

「だったらなんで!?いとこちゃんとはあんなに楽しそうに会話してたのに、距離も近かったのに!私には目すらも合わせてくれないじゃん!」

言われてシルクは目を逸らした。

黙って聞いていたンダホもあぁ...と痛々しそうに目を瞑る。

シ「それは...その...」

理由が言えずに口篭る。

その様子を見てAは掴まれていた手を無理やり離した。

「もういい」

そう言ってAは家を出て行った。

────

Aが出ていって、シルクは顔を手で覆った。

シ「クソ...」

ン「...追いかけなくていいの?」

シ「追いかけても...なんにも説明できねぇよ」

弱々しく吐き捨てるシルク。

モ「シルク」

ずっと黙っていたモトキがシルクの名を呼んだ。

その声にシルクはモトキの方を見る。

モ「俺が前お前に言ったこと覚えてないの?」

前、というのは、Aが誘拐された時のことだ。

モトキはシルクの肩に手を置き"頼んだ"と言った時のことだ。

モ「俺はあの時のことだけを指して言ったつもりはなかったんだけど。
俺...ううん。俺"達"ががああやって言った理由ちゃんとわかってるの?」

言い終わったタイミングで、玄関の開く音がした。

本音と建前→←錯覚



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (103 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
460人がお気に入り
設定キーワード:Fischer's , フィッシャーズ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

R(プロフ) - メルティーピエロさん» 嬉しいお言葉ありがとうございますヾ(●´∇`●)ノ (3月26日 18時) (レス) id: 7abcb8b2b6 (このIDを非表示/違反報告)
メルティーピエロ(プロフ) - わー完結おめでとうございます!!!私は途中から読み始めたのですが、展開が面白くいつも更新が楽しみでした。またRさんのフィッシャーズの小説を見てみたいです!!本当に完結おめでとうございます。次回作も楽しみにしてます (3月26日 17時) (レス) id: fab5e2b49a (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - まなか*もきゅもきゅさん» 嬉しいお言葉ありがとうございますヾ(●´∇`●)ノ (3月26日 12時) (レス) id: 7abcb8b2b6 (このIDを非表示/違反報告)
まなか*もきゅもきゅ(プロフ) - ((ちょっと名前変えました)) 完結おめでとうございます!! とっても素敵なエンディングでしたヽ(*´∀`)ノ これからの作品も楽しみにしてます♪ (3月26日 9時) (レス) id: b45e1692d1 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - さやか?さん» ありがとうございますヾ(●´∇`●)ノ (3月26日 6時) (レス) id: 7abcb8b2b6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:R | 作成日時:2018年1月17日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。