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予定より早く終わった 出張は無事?終えて
お土産でいろんな和菓子を莉乃ちゃんにプレゼントしたら
「幸せすぎて泣けそうです…」
って本当に目をうるうるさせてた(笑)
あれからずっと考えてるのは
涼太が放った言葉。
忘れたわけじゃない。
逆に、忘れれるはずなんてない。
涼太が私の事を好きって気持ちを伝えてくれた事を
莉乃ちゃんは新しい好きな人ができてめでたく付き合えた。
だから…罪悪感とかないよね?
莉乃ちゃんに悪く思われないよね?
自分の気持ちに正直になりたいのに
可愛くない私は そうはいかないみたい。
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「A〜」
『はい?』
定時より少しすぎてお腹も空いて早足に帰ろうとしてたのに…
そう思う反面
声をかけてくれた嬉しさと緊張で胸がいっぱいになっている。
「このあとさ、出張お疲れ って事で食べに行こーよ」
『私は…別に行けるけど』
「じゃあ決まり。此処で待っといて?」
両手で 待てって犬にしてるみたいに私に向かってするから
思わず笑っちゃった (笑)
『ほら、待っとくから早く荷物とっておいでよ?』
呆れながら笑う私を見て
彼は、滅多に見れないであろう笑顔を見せてくれた。
あんな、大人っぽい笑い方とかするんだ…
なんだかまた新しいことがしれたみたいで嬉しかった。
私の恋はまだ始まったばかりだから
ブレーキなんて効かないよ。
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作者名:cocoa | 作成日時:2018年3月16日 9時