Love of adult ２

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『すみません、遅くなりました。』



｢いえ！全然待ってませんので、どうぞ座ってください｣





メールで頂いた場所をマップで検索して

辿り着いたのは、若い子 OLの子達が来たがりそうなところで


今日は先方のリーダーの太田さんではなく

言えば 莉乃ちゃんと同じ立場？の古野さんとのランチ



何故 古野さんかと言うと私にもわからないけど

お話を聞いてほしいとの事で、ランチをする事に。





｢本当にUSBの件は申し訳ございませんでした！
そして、ありがとうございました。｣





USBを失くしたのは松本さんだけど やっぱり同期だから…
ってな感じで

私でいえば涼太が失くしちゃったってことでしょ？

もー謝りまくりだわ。




でもこんな若いのにしっかりそういう礼儀とか身についてて
流石だなって思った。








『いえ、全然大丈夫ですよ。』



｢本当に何から何まで尊敬します｣



『私 そこまで偉くないんでそんなにかしこまらなくても』





って少し笑っちゃったら




｢笑顔まで素敵なんて…！｣




私が神様みたいな扱いをされるから

少し照れくさかった。







料理が運ばれて 少し手をつけたところで




｢今日はどうしても菊池さんに聞いてほし言っていうかアドバイスを貰いたくて…｣




食べていた手のスピードが落ち

でも視線は私を向いていなかった。





『どうされたんですか？』



｢あ、敬語じゃなくて大丈夫ですよ！｣




『じゃー古野さんも！』



｢いえ、私は太田さんにバレれば殺されます (笑)｣




そう少し苦笑いする古野さんはすごく可愛かった





『じゃー…どうしたの？』



｢会社内の恋愛ってどう思います？｣






あ、このパターンね

少し ドキリ。と胸がはねた


私も 莉乃ちゃんも経験をしている話だからなのか
またこの話だからなのか




『んー人それぞれだと思うけど私は別にいいと思う』




｢ですよね、私もそう思うんです。

同期の…松本って言えばわかりますか？｣




『今回の企画のもう１人の方よね？わかるよ』




｢そうです！その松本が太田さんの事が好きらしくて

ずっと呑みで話を聞かされるんですけど

私もそんな アドバイスなんて出来ないからっ…｣




そう笑いながらサラダをつついた古野さん。


彼の瞳の奥に潜んでいる思いは







きっと松本くんの事が好き






そんな感情があるはず……









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