episode102 ページ3
A「ふぅ。。」
スタッフ「お疲れですか？」
A「あ、いえ…まぁ、はい。。笑」
苦笑いをすると、
スタッフ「今から旦那さんに会えるから、疲れ吹っ飛びますよ、きっと。」
その旦那さん関係で…
と言いそうになったけど、グッと飲み込んだ。
久しぶりの収録で、
あの誕生日サプライズからは初めて。
だからこそ、緊張というか…気疲れというか…
今日は家での収録ではなく、
これも意地悪かと思う
出会った公園でのスタート。
先に到着した私はベンチに腰をかけて、
ユンギさんの到着を待つ。
スタッフさんもカメラを回し始めて、チェックを入念に行ってる。
私は上手く、、、笑えるだろうか…
そんな不安ばかり過ぎる。
だけど、
ユンギさんの言葉ばかり、リピートする
"仮想夫婦なんだから"
そうだよね…
私たちはただ、カメラの前で
幸せな夫婦を演じればいい。
それだけなんだ。
「…よっ。」
A「あ、久しぶり。」
後ろから声に、胸が弾んだ。
振り返ると、いつも通りのユンギさんで
その表情は、特に読めなかったけど…
いつもの暖かさは、、なぜか感じない。
ユンギ「ん。久しぶり。」
「あ、到着されましたね。では、始めまーす！！」
スタッフさんが立ち上がったと同時に、
ユンギさんは私の隣へ座った。
ユンギ「…。あのさ、」
A「うん。」
ユンギ「切り替えよう、お互い。」
その言葉だけ言うと、カメラの赤いランプが点灯して収録が始まった。
ユンギ「俺たちの出会った場所だな、ここ。」
A「そうだね。」
ユンギさん…
ユンギ「久しぶりに散歩デートでも、するか。」
A「うん。」
ユンギ「ははっ、やっぱりAの手は小さい。」
A「ユンギさんが大きいだけだって。」
全然笑ってない。
切り替えようなんて言ったのは、ユンギさんなのに。
顔の動きは笑顔でも
目が笑っていなくて、声でも感じる。
まるで、本当に台本のセリフを言ってるように。
ユンギ「A？」
A「あ、ごめん。ぼーっとしてた。笑」
ユンギ「だろうな。最近作詞忙しいんだろ？」
A「うん…」
ユンギ「頑張りすぎなんだって。」
大きな手が髪の毛に触れ、
くしゃくしゃとされる。
A「…っ、、」
その手が気のせいか、、少し震えていた。
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あ(プロフ) - 楽しみにしてます！ (2021年2月9日 0時) (
レス) id: 0486105026 (このIDを非表示/違反報告)
有香(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2020年6月11日 16時) (レス) id: 2580593c69 (このIDを非表示/違反報告)
渡辺(プロフ) - 一気見させて頂きました！キュンキュンがとまらないです(´；ω；｀)お忙しいと思いますが続き待ってます (2019年10月17日 17時) (レス) id: 1c2a3b8573 (このIDを非表示/違反報告)
まお(プロフ) - 読んでててキュンキュンしました！自分的にはユンギさんと本当の夫婦になって欲しいです！ (2019年10月3日 23時) (レス) id: 22dcaf5b7f (このIDを非表示/違反報告)
mzar(プロフ) - 更新再開うれしいです！！最終的にはちゃんとジミンちゃんとくっついて、主人公が思い出すジミンちゃんの笑顔が本当に嬉しそうな幸せそうな顔だったらいいなあ、、これからも頑張ってください！ (2019年9月26日 21時) (レス) id: 396d74e57b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆい。 x他1人 | 作成日時：2018年9月22日 20時
