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A「・・・うん、しない。」
ジョングクは、満足そうに笑った。
そして、向かいの河川敷を遠くに見つめながら
そして、ジョングクは大きく息を吸い込んだ。
ジョングク「とてもつらい。人生はしんどいもので
うまく行くことなんてないんだ・・・」
どこかで聞いたことのある歌詞
優しいメロディ
呟くように歌っているのに、
どこか心臓に重くのしかかる。
ジョングクは、ひたすらに
一生懸命に歌っていて
私しかいない観客の前で
こんなにも、生きている。
ジョングクが、歌い終わると
地面の土を見て、少しだけ微笑んでいた。
A「すごい、良かった。」
ジョングク「外で、こんなに歌ったの初めて。笑 ありがとう。」
ひんやりと冷たい土の上に腰を下ろすと
ジョングクも合わせて隣へ座った。
ジョングク「なんか・・・青春みたいだ。」
A「青春？」
ジョングク「うん。俺はどうしても、縛られることを嫌うみたいで。やりたいことを、自分の意思のままに・・・って青春じゃない？」
青春
その2文字は、未知で未経験だ。
ただ平凡に生きてきた
中学、高校はひたすら部活をしていたせいか
休みの日にオシャレをして出かけるなんてことも
1度も無かった。
A「・・・やりたいことを思うままに。ね。」
部活だってやりたいし、楽しんでやってた。
でも今の私は・・・なにがしたいんだろう。
あと1年
なにをしよう。
ジョングク「Aは、将来の夢みたいなの、ないの？」
出会って1日の人に夢なんて聞かれたことない。
だから・・・
ううん、夢はありすぎて
叶わないんだ。
A「・・・普通に、就職して結婚して。母になって。孫が出来て・・・それで、」
叶わない。
私のは、夢じゃない。
夢なんかじゃない。
ただの理想図なんだ。
どんなにもがいても、あがいても
叶わないんだ。
A「幸せに生きること・・・かな。」
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クーミーン - 泣いちゃいました (2018年9月27日 19時) (
レス) id: 48bf0c1af6 (このIDを非表示/違反報告)
ぶたこ - やばい、、、涙がとまりません。笑 すごく気に入りました！頑張ってください！！ (2018年3月31日 1時) (レス) id: 537f77143e (このIDを非表示/違反報告)
ワナ太* - オリジナルフラグ外して下さい。 (2018年3月14日 2時) (レス) id: ae3f142b57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆい。 | 作成日時：2018年3月14日 0時
