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そのメモは、先生に渡した。
先生は、思い出すように唇を噛み締めた。
先生「ありがとう。」
A「ううん。」
先生「これをAちゃんが見れたって、、なんか運命だね。」
A「…なんの運命よ。」
先生「この方はね、難病を患ってた。そしてこのユニさんって方は婚約者だった…。最初はAちゃんみたいに、ユニさんに内緒だったんだよ？？」
私と一緒…
先生「でもね、結局会いたくなったんだ…。だから、病気のことを話した。余命半年だったのが、1年3ヶ月も生きた。もちろんその間、ユニさんは懸命に彼を支えてね。でもね、もう自分が長くないって気付いた時にユニさんを呼ばなくなった。…面会を拒否したんだ。」
A「…どうして？」
先生「それは彼にしか分からない。だけど、僕はこう思うんだ。…彼女の前では、最後まで生きている自分を残したかったんじゃないかなって。」
A「…」
先生「ユニさんも彼の気持ちを理解してた。」
A「そんな…」
先生「でも、このメッセージを見ると、本心は違ったかもしれないね。…最後まで一緒にいたかった…。自分が生きている最後まで、愛する人といたかったんだろうね、彼は。」
A「先生、ユニさんって…」
先生「ちょうどいいタイミングだよ。今、隣の病棟の産婦人科に通ってる。」
A「産婦人科って…」
先生「そうだよ、彼の子供を妊娠していて、今産婦人科に通院してるんだ。」
A「先生、これ…やっぱり私が渡してもいい？」
先生「…もちろん。」
先生が微笑んで、私へメモを返した。
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クーミーン - 泣いちゃいました (2018年9月27日 19時) (
レス) id: 48bf0c1af6 (このIDを非表示/違反報告)
ぶたこ - やばい、、、涙がとまりません。笑 すごく気に入りました！頑張ってください！！ (2018年3月31日 1時) (レス) id: 537f77143e (このIDを非表示/違反報告)
ワナ太* - オリジナルフラグ外して下さい。 (2018年3月14日 2時) (レス) id: ae3f142b57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆい。 | 作成日時：2018年3月14日 0時
