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ジョングクの歌はズルい。


ううん、ジョングクはズルい。



いや違う。





そんなジョングクと一緒にいる私が1番ズルい。






彼の歌は、心に響いて




なぜか彼の悲痛の叫びのようなものが聞こえてきた気がしたんだ。



きっと、すごく大変な思いをしてきたんだよね?



もしかしたら、これからもっと大変かもしれない。



感情の表現が苦手なジョングクだからこそ


歌で自分自身を表現してる。




小さくて薄暗いカラオケの1つの個室なはずなのに





彼の歌を聴くと




多くの人たちが聞き入ってる姿が想像つく。






あー、彼はたくさんの人に愛される人間になる・・・




何も分からないはずなのに、


そう感じた私。





だからこそ・・・









間違えた。









そう思ったよ。







恋を知る、愛を知る相手を間違えた。






こんな、綺麗な人に・・・





私は嘘を付き続けなきゃいけない。






そしていつか、自分から離れなきゃいけない。









神さま・・・ズルいよ。









なんで、私に会わせたんだろう。







ジョングクと出会わせたんだろう。









私・・・









ジョングクが大勢の観客の前で歌う彼を







見たいって思っちゃった。









彼の隣に









長く長くいれたらいいのに・・・ってそう思っちゃったんだ。









涙なんか・・・バカみたいなのに。



ジョングクにもばれて、慌てて言い訳を考えるけど



ジョングクの陽気な性格に救われて


なんとなく返事をした。




ジョングク「ちょっと休憩〜、なんか飲む?」




A「あ、じゃあオレンジジュース。」




ジョングク「オーケー。」



ジョングクは、受話器で注文すると

マイクをテーブルに置いた。




ジョングク「どう、更に惚れた?笑」




そう冷やかすように笑うジョングク



A「うん、惚れた。」



私も笑って返した。




ジョングク「やったね。俺、オーディションとかで忙しくなるけどさ。こうしてAとの時間、ちゃんと作る。」


A「ありがとう。」



ジョングク「だから、Aも俺のこと必要としてくれる?」




・・・必要




A「うん。私にとって、ジョングクは・・・必要な人だよ・・・。」





そうつむぎつむぎ伝えた言葉





バカだよ・・・ジョングク。





彼はこの上ないくらいに、笑顔になって




ジョングク「良かった!」


そう無邪気に笑うんだ

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クーミーン - 泣いちゃいました (2018年9月27日 19時) (レス) id: 48bf0c1af6 (このIDを非表示/違反報告)
ぶたこ - やばい、、、涙がとまりません。笑 すごく気に入りました!頑張ってください!! (2018年3月31日 1時) (レス) id: 537f77143e (このIDを非表示/違反報告)
ワナ太* - オリジナルフラグ外して下さい。 (2018年3月14日 2時) (レス) id: ae3f142b57 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆい。 | 作成日時:2018年3月14日 0時

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