episode33 ページ33
--ユンギside--
マネージャー「行きましたよ〜、ユンギさん。」
ユンギ「・・・はい。」
俺の心臓が、うるさくなる。
Aが本番ってことは、俺も登場するってこと。
そして、プロポーズをするってことだもんな。
仮想とはいえ・・・緊張する。
変装の帽子とメガネを取り、ステージ衣装に着替える。
そしてカメラが回り、緊張している俺を映し出す。
ユンギ「始まる・・・っ。緊張する。」
Aとは逆の舞台裏に隠れ、
クライマックスまではAの舞台を見ることができる。
リード曲とはまた違ったテンポの曲。
ストーリー性があり、可愛らしい少年と少女の姿が目の前に出てきそうな、そんな曲。
だけど、曲が終わりに近づくにつれて
2人は大人になり、愛を形にしようと
行動するんだ。
"SUGAさん、出番ですっ！"
小声で後ろから言われ・・・
セットの扉の裏へと隠れる。
Aの歌声・・・ライブで気持ちよく歌ってるその声を聞きながら
ユンギ「・・・っ。」
俺は心臓が飛び出しそうなくらい緊張して
ブーケを持つ手が震える。
もうだ・・・
もうこの扉が開く。
何て言おうか。
スタッフは、なんでもいいって言ってたから・・・
出てくる言葉をそのまま言おうか。
なぁ、A・・・
俺、らしくないくらい緊張してるよ。
だってさ、
例え番組でも、仮想でも、嘘・・・でも
俺のプロポーズは初めてだから。
・・・・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
扉が開いた。
A「・・・ユンギさん？」
驚いた顔のA。
ユンギ「・・・うん。」
すごく綺麗だ、、A。
その姿はすでに花嫁みたいで。
あんなに緊張していたのに、
言葉はスラスラと出てきたんだ。
ユンギ「改めて・・・結婚してくれ、A。」
ブーケに隠れていた指輪を取り出す。
A「は、・・・はい。」
間抜けな返事だけど、答えてくれたA。
ユンギ「・・・良かった。」
指輪をとりだし、Aの左手の薬指にはめる。
俺がこんなことする日がくるなんてな・・・。
そして、Aにブーケを渡した後
舞台は暗転した。
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シュガー&ソルト - ユンギ様のお爺ちゃん加減は、ほどほどに！(;-;) (2018年11月30日 20時) (
レス) id: 1fc39f81cf (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 2ページ目のことなのですが、フィクションですね！ノンフィクションとあって え！？リアルにあった事！？と一瞬焦りました笑これから読ませていただきますm(_ _)m (2018年4月9日 17時) (レス) id: 92b2188842 (このIDを非表示/違反報告)
あまいくりーむ(プロフ) - 切ないです！切な過ぎます！もうドキドキです！本当更新楽しみに見させていただいています！新章楽しみにしていますね！素敵なお話ありがとうございます！ (2018年2月17日 11時) (レス) id: 52e45cc316 (このIDを非表示/違反報告)
なひょん - おもしろいです！毎回楽しみにしてます！！！ (2018年2月11日 13時) (レス) id: 00207f6284 (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - ほんとにほんとにこと作品面白いです！！更新頑張ってください！！いつも楽しみにしてます！応援してますー！ (2018年2月10日 23時) (レス) id: a1c003f28a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆい。 | 作成日時：2018年1月3日 23時
