episode28 ページ28
A「うぅ・・・滑れないんだって。」
スキーウェアに着替えて、スキーボードを着用する。
ユンギ「大丈夫だって。笑」
A「・・・っ。」
ユンギさんが滑れるからなのか
インストラクターの先生もおらず、
目の前にはカメラマンさんとスタッフさんだけ。
ぷるぷる震える中で
恐る恐る雪の上で足を動かす。
そんな慣れない私の姿をケラケラと笑っているユンギさん。
A「そんなユンギさんこそ、滑れるんですか？」
ユンギ「まぁ、そこそこ？」
練習用になっている緩やかな坂で
ゆっくりゆっくりと滑ってみる。
んー・・・やっぱり、、怖い。
どうやってバランスを取ったらいいかも分からないし。
おろおろしているとユンギさんが
ユンギ「はい、練習。」
そう言って隣に立ってくれる。
・・・あれ
A「うん。」
スキーの練習だから
私ってば、てっきり手を取って教えてくれるのかと思えば
ユンギさんは、隣であれやこれやとコツを教えてくれる・・・だけ。
だけ・・・だなんて、私の自惚れすぎか。
ユンギ「重心を前にして・・・うん、そうそう。それでこの棒使ってバランス取って。」
A「うん。」
ユンギ「そう、そんな感じ。」
そう言っていつものように笑ってくれる、ユンギさん。
そして、緩やかな坂で実際に滑ってみる。
ユンギ「ゆっくりでいいから。」
A「うん。」
久しぶりのスキーだから、
きっとのびのびすべりたいんだろうけど・・・
私に合わせてゆっくり、ゆっくりと滑ってくれる。
カメラマンさんたちも、そんな私たちの様子を撮影してて
あぁそっか・・・って
現実に戻ってくる。
A「・・・っ。」
となりのユンギさんは
あくまでも、アイドルグループのメンバーで
そのアイドルは今ものすごく人気で
国内だけではなくて、世界で活動しているのも知っている。
だからきっとそのファンの子たちも、この姿を見ているわけで・・・
忘れていたわけでは無かったんだけど、
今更思い返すと、、心臓がキュッと掴まれる。
ユンギ「A・・・っ！」
A「ん・・・うわっ！！」
バランスを崩して、思わず重心が後ろになる。
ユンギ「危ない・・・っ。笑」
A「あ・・・。」
痛くない。冷たくもない・・・
そう思って、自分の周りを見ると
ユンギさんが後ろから支えるように抱きしめてくれてた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2319人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シュガー&ソルト - ユンギ様のお爺ちゃん加減は、ほどほどに！(;-;) (2018年11月30日 20時) (
レス) id: 1fc39f81cf (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 2ページ目のことなのですが、フィクションですね！ノンフィクションとあって え！？リアルにあった事！？と一瞬焦りました笑これから読ませていただきますm(_ _)m (2018年4月9日 17時) (レス) id: 92b2188842 (このIDを非表示/違反報告)
あまいくりーむ(プロフ) - 切ないです！切な過ぎます！もうドキドキです！本当更新楽しみに見させていただいています！新章楽しみにしていますね！素敵なお話ありがとうございます！ (2018年2月17日 11時) (レス) id: 52e45cc316 (このIDを非表示/違反報告)
なひょん - おもしろいです！毎回楽しみにしてます！！！ (2018年2月11日 13時) (レス) id: 00207f6284 (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - ほんとにほんとにこと作品面白いです！！更新頑張ってください！！いつも楽しみにしてます！応援してますー！ (2018年2月10日 23時) (レス) id: a1c003f28a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆい。 | 作成日時：2018年1月3日 23時
