episode95 ページ45
--ユンギside--
ジョングク「ヒョン。なんかあった？」
ユンギ「あぁ。大ありだ。」
イスに腰かけると、
こんな時こそ空気の読めるマンネは
俺の顔色を伺う。
「はい、再開します〜！！」
スタッフの声が聞こえてきて
戻ってきたAとジミン。
やめてくれよな…
そんな2人で来るなんてな、、、
見せつけたいのかよ。
A「あの…ユンギさん。」
ユンギ「ん？」
俺に駆け寄って、深刻そうに顔を俯けるA。
どっちがそんな顔したいか、、考えろよ…
ユンギ「悪ぃ。収録始まるから。」
俺は立ち上がって、何も答えないAの横を通りリビングの、メンバーの輪に入る。
カメラが回り始めて、
メンバーとAでゲームをすることになって
それなりに楽しんで、
それなりに笑って
それなりな俺は演じれたんではないかと思う。
ジミンの顔だって、Aの顔だって見れる
俺は案外平気なのかもしれない。
「はい、終了です！お疲れ様でした！！」
終了の声がかかり、メンバーやスタッフが挨拶していく。
俺も一緒に挨拶をしている。
不思議なことに、俺は心が痛むことは無かった。
A「じゃあ、また…」
ユンギ「うん。また、、気をつけて帰って。」
宿舎の外へ出て、
Aを見送り、俺も振り返って歩き出した時
A「ユンギさん！」
掴まれた左手。
Aの声から
それはなにかを伝えたいという気持ちは十分に伝わってきて胸が痛んだ。
ユンギ「…なに。」
俺は掴まれても、
Aの顔を見る勇気が無くて
ただ地面を見つめた。
それでも後ろに伸ばした手を
振り払うことは出来なかった。
俺の背中にすがりつくように、Aが近づくのを感じた。
A「…」
ユンギ「マネージャーさん、待ってんだろ。」
それなら俺がこの手を振り払えばいいのに。
ーーーーーーーーーユンギ「バカにしてんの？」
A「え？」
この手を振り払えない俺に
ムカついた。
ユンギ「…知ってた。ジミンがAのこと好きだってこと、2人で会ってることも。……デートしたことも。」
俺はAに背を向けたまま、話を続けた。
ユンギ「だから…何？？俺に誤解しないでほしいって？…笑わせんなよ。」
A「ユンギさ、、」
ユンギ「ただの仮想夫婦だろ、俺たちは。」
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ふわこ - この小説読みながらFake Love聴いてました。なんか曲にあってるような気がしました…！ (2019年9月29日 13時) (
レス) id: 565358e56d (このIDを非表示/違反報告)
ゆい。(プロフ) - masumicky?さん» ありがとうございます。笑タイピングしながら気付いてませんでした。笑 (2018年9月3日 7時) (レス) id: 5858d0ba0f (このIDを非表示/違反報告)
masumicky?(プロフ) - 差し出がましいかもしれませんが、仮想が仮装になっておりシリアスなシーンで吹き出しました…。 (2018年8月28日 8時) (レス) id: 386d4bfa34 (このIDを非表示/違反報告)
ちびニョロ(プロフ) - このお話大好きです！更新楽しみにしています(^^) (2018年6月12日 1時) (レス) id: 8d7f6f6ec3 (このIDを非表示/違反報告)
チムやんチム(プロフ) - ジミンかユンギどっちと幸せになっても私は嬉しいです ！！更新ファイティンです ！！ (2018年4月22日 3時) (レス) id: 47f32d3ab7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆい。 | 作成日時：2018年2月17日 13時
