episode90 ページ40
ユンギ「…っ、A？」
A「…あ、ごめん。寝ちゃって、、、た」
嘘…
目を開けたそこには、
A「作ったの？」
ユンギ「俺以外、誰が作るんだよ。笑」
この馬鹿
って笑って、小さくデコピンされる。
でも、そんなの痛くないくらい
びっくりした。
目の前のテーブルに、
大好きなクリームシチュー。
ユンギさんの器用さが物語っていて、
すごく美味しそう…。
A「私、シチューが大好きなの、だから…すごい嬉しい。」
ユンギ「ん。知ってる。」
A「え…？言ったことあったけ？」
ユンギ「…まぁ、食えよ。冷めちゃうから。」
照れて、目を合わさなくなって
首の後ろを触って
それに笑うと
なんだよ
って素っ気なく返す。
そんなユンギさんが、、可愛い。
A「ううん、ありがとう。いただきます。」
お昼を食べて、お皿を片付けてると
ユンギ「今日、行きたいとこがある。」
A「あ、うん！どこ？」
ユンギ「ま、とりあえず行くぞ。」
A「え、ちょっと！！！」
素っ気ないのか、
照れて出来ないのか…
いやきっと後者だろうけど
あまりにも今日のユンギさんはおかしい。。
A「どうしちゃったんだろう…」
そうカメラの前で言うと
奥にいたスタッフがふふっと小さく笑った、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ユンギ「はい、着きました。」
A「うわっ。」
ユンギ「コンサートホール。」
A「いや…」
ユンギ「うん、そう。」
ユンギさんと目が合った。
優しく笑って、左手が握られた。
ユンギ「Aが初めて、コンサートしたとこ。」
そうだ。。
私がデビューして、
全然売れなくって、それでも頑張って頑張って、
思いを全て捧げて
初めて出来たコンサート。
ユンギさんに比べれば
小さな小さなホールだけど、
私にはここが大切な場所、始まりの場所。
A「…なんで、ここ。」
そう問うと
ユンギ「Aのこと、知ってるから。」
優しく笑った。
その優しい瞳と、子供みたいにクシャッと曲がる口。
低くて、心地のいい声でそう言ってくれた。
A「ユンギさん…どういうこと？」
ユンギ「こういうこと。」
目の前がパッと明るくなった。
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ふわこ - この小説読みながらFake Love聴いてました。なんか曲にあってるような気がしました…！ (2019年9月29日 13時) (
レス) id: 565358e56d (このIDを非表示/違反報告)
ゆい。(プロフ) - masumicky?さん» ありがとうございます。笑タイピングしながら気付いてませんでした。笑 (2018年9月3日 7時) (レス) id: 5858d0ba0f (このIDを非表示/違反報告)
masumicky?(プロフ) - 差し出がましいかもしれませんが、仮想が仮装になっておりシリアスなシーンで吹き出しました…。 (2018年8月28日 8時) (レス) id: 386d4bfa34 (このIDを非表示/違反報告)
ちびニョロ(プロフ) - このお話大好きです！更新楽しみにしています(^^) (2018年6月12日 1時) (レス) id: 8d7f6f6ec3 (このIDを非表示/違反報告)
チムやんチム(プロフ) - ジミンかユンギどっちと幸せになっても私は嬉しいです ！！更新ファイティンです ！！ (2018年4月22日 3時) (レス) id: 47f32d3ab7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆい。 | 作成日時：2018年2月17日 13時
