episode83 ページ33
--ユンギ side--
一方、その頃。
ユンギ「・・・で、なんでお前が。」
ナムジュン「そんな冷たいこと言わないでくださいよ〜。1番長い仲じゃないですか。」
いつものようにえくぼを作って笑うナムジュン。
なぜ、俺の作業室にいやがる。。
自分の作業室があるってのに。
ユンギ「お前が言いたいことは、何となく分かるけど。」
ナムジュン「同じく。笑」
ナムジュンは、アイスコーヒーを口にすると
携帯をテーブルに置いた。
俺は作業用のイスを回転させて、
ソファーに座る奴の目線を合わす。
ナムジュン「どうするんですか？・・・Aさん。」
ユンギ「えらい、急だな。」
ナムジュンの目は、笑っていたが
きっと俺のこと心配して言ってくれてるに違いない。
だからこそ、俺はこいつになんでも話してしまう。。
ユンギ「伝えたいけど・・・悩んでる。」
ナムジュン「何に？」
あまりにその瞳がまっすぐすぎて、
俺は横にあるピアノを見つめる。
ユンギ「俺は・・・音楽が好きだ。それはこれからも変わらない。」
だからこそ・・・
ユンギ「Aのことも好きだ。・・・でも、怖くなる。」
ナムジュン「・・・。」
ユンギ「どっちかをいつか失うくらいなら、俺は・・・最初から1つは捨てる。」
2つの好きを、上手くコントロール出来るのか。
俺は、どちらかを疎かにすることが怖い。
疎かにすることで、誰かが傷つくのではないか。
いや、疎かにしなくても
傷つけてしまうんじゃないか。
こんなに大きな愛情を貰っているのに
俺は傷として返すのか
人々の視線が怖くて・・・
俺はまた自分自身が怖くなる。
ナムジュン「ヒョンらしい考え方ですね。」
ユンギ「・・・っ。そうだろ、怖いだろ、誰だって。」
ナムジュン「じゃぁ、Aさんへの感情を捨ててください。」
・・・
ユンギ「・・・っ。」
ナムジュンは、あまりにも淡白にそう俺へと言った。
ユンギ「あぁ、そっちの方がいいよな・・・。」
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ふわこ - この小説読みながらFake Love聴いてました。なんか曲にあってるような気がしました…！ (2019年9月29日 13時) (
レス) id: 565358e56d (このIDを非表示/違反報告)
ゆい。(プロフ) - masumicky?さん» ありがとうございます。笑タイピングしながら気付いてませんでした。笑 (2018年9月3日 7時) (レス) id: 5858d0ba0f (このIDを非表示/違反報告)
masumicky?(プロフ) - 差し出がましいかもしれませんが、仮想が仮装になっておりシリアスなシーンで吹き出しました…。 (2018年8月28日 8時) (レス) id: 386d4bfa34 (このIDを非表示/違反報告)
ちびニョロ(プロフ) - このお話大好きです！更新楽しみにしています(^^) (2018年6月12日 1時) (レス) id: 8d7f6f6ec3 (このIDを非表示/違反報告)
チムやんチム(プロフ) - ジミンかユンギどっちと幸せになっても私は嬉しいです ！！更新ファイティンです ！！ (2018年4月22日 3時) (レス) id: 47f32d3ab7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆい。 | 作成日時：2018年2月17日 13時
