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それからのことはよく 覚えてなくて
泣いて泣いて気付いたら
自分のベッドの上にいた
あーあ、ひどい姿見せちゃったかな
でももう関係無いのかな
コンコンッ
『A?入るぞ』
「リョウガ兄様…カイ…」
『街中で倒れて大変だったんだぞ』
「兄様が……ユースケに、彼に
言ったんですか?」
『…最近近隣諸国の動きが怪しい。
もしかしたら戦争を始めるかもしれない
この国は豊かな資源はあっても
戦う力が無い、間違いなく一番に狙われるだろう
強い兵力を持つ緑の国と友好関係に
なることはこの国の運命を左右することになる』
『お前と彼では住む世界が違う。
短い夢だったんだ』
『…目を覚ませ』
「出てって、
どっかいってよ!!!!!」
《姫様…》
「一人にして!!!!!!」
今は何も考えたくない
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《傷付けちゃったかな…お兄様も
大変だね、リョウガ?》
『Aもちゃんと、わかってるさ』
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作者名:リリウム | 作成日時:2017年5月19日 21時