中学生10 ページ11
貴「めんどぉ…」
朝「めんどくせぇ…」
文化祭の準備が怠く、思わず呟いた言葉が
別のグループで何かしていた朝晴と声が重なった
振り向くと向こうも同じように振り向いてから
互いにお疲れと声をかけた
どうやらお化け屋敷の準備をしているようだ
貴「そっちの様子どぉ?」
朝「適当だよ…そっち何やんの?」
貴「…タピオカぁ」
屋台をやる事になりそれの店番になる事になってしまった
…あの子との約束、守れなさそうだなぁ
うーんと唸る僕とため息をつく朝晴
そんな事をしていても着実に時間は進んでいき
文化祭の日へ…
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「やっほ〜ツッキー」
貴「んあ、昼宮じゃん。来てくれたんだ」
こいつは昼見という名前でネットに名が上がる
昼宮 暁。確か雪ヶ丘中だったっけ
昼「やっば、ツッキーがタピオカ入れてるぅ」
貴「ちょっと勝手に撮んないでくれる〜?」
やめる気がなさそうだったので身を乗り出して
胸ぐらを掴むと「さーせん」と言葉を返した
手を離して注文された通りの透明な入れ物に
マジックで「死ね」と書いて手渡した
ざまぁ
昼「じゃあ朝ちゃんのとこ行って来る〜」
ひょこひょことスキップした後に
スッと月島くんが入ってきた
月「迎えにきました。…タピオカ、可愛いですね。
ひとつもらっても良いですか」
貴「あぁ…えと、うん」
なんて言えば良いんだっつうの
行けなくなった?忙しい?
とりあえずタピオカを容器に入れてマジックを取り出す
…「ハイキュー」と、
貴「ほい、あとさぁ今忙しくて…」
と言いかけたところでクラスメイトに
身ぐるみ(エプロン)を剥がされて月島くんに突き出された
「あとは俺たちに任せて頑張ってこい!」
「月島!!こいつ休ませろ!!」
とか何やら言われた
こんにゃろぶっころ…
月「はい、任せてください」
ふんわりと笑う姿にクラスメイトが阿鼻叫喚。
こいつウチのクラスでこんなに人気だったわけ?
…なぁんか
貴「気にくわねぇな…」
ボソッと呟いた言葉に何故かクラスメイトが
吐血するやつがいた
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