七十五話…？ ページ29
『お、お堅いご職業なんですね』
何かあったら相談に乗ってもらおうかな…
とか思いつつ相手の顔を伺う
…あぁ、なんか
仮面みたいな笑顔だなぁ
仕事柄そうなっちゃうものなのかもね
口を一度きゅっとしぼめて元に戻す
四「Aさんってラップとか興味あるんすね」
『ん…まぁ、興味はあるかな』
あながち間違えではない返答を返す
この試合を最後まで観ればどのみち分かるだろう
僕と貴方達は敵、なんだって
少し深呼吸すると良いタイミングでステージ会場から
司会者による始まりの会が始まった
観客席に向かおうとする3人
四「良かったら一緒に観ない？」
『…ごめん、友人待たせちゃってるからさ
あとこの後用事もあるから』
そう伝えると悲しそうに僕の手を小さく握って
顔を俯かせて子犬のような声を出した
それをみた天国さんが十四くんを軽く注意した
『波羅夷さん、天国さん。
またお会いできて良かったです。
今度はお店でゆっくりしてってくださいね
十四くんもまたね
失礼します』
あ、ついついまたねと言ってしまった
そさくさと退散して人混みを抜けていく
その時
「し、信濃のブロッサムさんですよね！？」と
急に声をかけられてしまった
その声に周辺の人は振り返るなり覗き込むなりしてきた。
がっしりと手首を掴まれてしまい逃げ道を失う
かといってここで誤魔化すのもおかしいだろう
あの3人からは大分離れてるし…いいかな
『えっと…』
「自分ファンなんです！！最終ラウンド楽しみにしてます、頑張ってください！」
やけに腕やら手、肩を触られる
いや、これは激励とでも思うべきか
…てかファンなんて居たのか
すると周囲からだんだんと集まってきてしまった
一種の包囲とやらかもしれない
流石にやばいな、と思い
「今回の大会に来てくださりありがとうございます」と言って退散しようとした
再びガシッと掴まれて逃げ場を失う
…待って力強くない？
軽く血が止まりかけて手先が痺れる
ビリビリとしだすのを感じ危険を感じる
なんで毎回危険を感じなければいけないのだろう
かと言って黙ってられる僕でもない
昔のように同じようにその腕を掴み返した
「ッ」
『すみません、友人を待たせているので失礼』
ニコッと愛想笑いをかまして
手を離させてから歩き出す「あぁ」と呟き振り返る
『俺らのパンチラインに惚れんなよ？』
不敵に笑いその場を離れた
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砂漠＊(プロフ) - yukiさん» ありがとうございます！グダグダ進行になってしまいますがナガノディビジョンの応援よろしくお願いします！(￣^￣ゞ (2022年1月5日 17時) (
レス) id: d153b48b76 (このIDを非表示/違反報告)
yuki - とても好きな物語だったので更新宜しくお願いします (2022年1月5日 10時) (レス) @page47 id: 17169564a0 (このIDを非表示/違反報告)
砂漠＊(プロフ) - 猫目石さん» 大変お返事が遅れてしまいすみません！(; ;)ナガノディビジョン推しありがとうございます！イラスト全然OKですのでもし描いていただけたらぜひ教えてください|´-`)ﾋｿﾘ (2021年12月22日 17時) (レス) id: d153b48b76 (このIDを非表示/違反報告)
砂漠＊(プロフ) - 貴方の作品のファンさん» 大変遅れてすみません！(; ;)これから少しずつ更新していきますので気長にお楽しみください！m(_ _)m (2021年12月22日 17時) (レス) id: d153b48b76 (このIDを非表示/違反報告)
猫目石(プロフ) - ナガノディビジョン推しです！良ければ二次創作のイラストを描かせていただいてもよろしいでしょうか？(マイク起動したところとか。たぶんというか妄想だけになりますが、) (2021年7月25日 10時) (レス) id: 5676b10c1c (このIDを非表示/違反報告)
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