六十二話…？ ページ16
伊「んん〜！美味しい〜」
『喜んでいただけて何よりです。
伊奘冉さん、帰りは大丈夫何ですか？』
そう聞くと「高速バスとってる〜」と言いながら
再びハーブの入ったスポンジ生地がポイントのショートケーキを一口食べた
喜んでいただけるのは嬉しいのだが
少し気になる事があった
『伊奘冉さん、女性が苦手なのにどうして
上着を着てこなかったんですか？』
その言葉にビクッと反応して気まずそうに
食べるのをやめた
なにか気に障らなければいいのだが…
伊「うーん、何で言うか？そのまんまの俺っちで
ここに来たかったっていうかー？そんな感じ〜」
…
『何かありましたか？』
そう聞くと少し口を閉してから意を決したように
僕の方に再び顔を向けてきた
伊「聞いてくれる？」
そこから聞いた話は仕事先で厄介な女性客に
絡まれており店側から急遽休みを取らせてもらった
らしい
まぁ確かにモテそうではあるからな
大変そうだ、と他人事のように思ってしまった
かといって僕に手伝えることはないし
僕のマイクで解決できる問題ではない
伊「せんせーにも相談して解決はしそうなんだけどさ
また今後もあるかもしれないしどうしよっかなーって」
『そうなんですね…それでわざわざここまで
足を運んできてくださったんですね』
確かに東京にいるよりかはまだ長野に居た方が
安全ではあるのかな
『それでしたらいつでも来てください』
伊「ありがとーぅ！！」
帰り、バス停まで車に乗せて見送ったが
その時に「僕になにができるのか」が気になった
何かしてあげられたのだろうか
…
本人にしか分からない気持ち
僕だけでは解決できそうにない
陰で支える事ぐらいしか
『僕は無力だ』
自宅に向かう途中ポツリと呟く
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
あれから数日後、例のライブが始まる
ホクト文化ホールに行くと既にファンらしき人達が外に集まっていて長野には似つかわしくないほどの人数で溢れかえっている
ボケーッと見ていると横から「あ、お前」と言われて
振り返るとあの時の赤髪の人が立っていた
相変わらずの住職のような服にスカジャンを上に着ている
『お久しぶりです。えと…』
「拙僧は波羅夷 空却と申す」
波羅夷さん…すごい名前だなぁ
『波羅夷さんもライブを見に来たんですか？』
波「まぁな、誘われたから来てやった」
良い友人が居たようでなによりだ
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砂漠＊(プロフ) - yukiさん» ありがとうございます！グダグダ進行になってしまいますがナガノディビジョンの応援よろしくお願いします！(￣^￣ゞ (2022年1月5日 17時) (
レス) id: d153b48b76 (このIDを非表示/違反報告)
yuki - とても好きな物語だったので更新宜しくお願いします (2022年1月5日 10時) (レス) @page47 id: 17169564a0 (このIDを非表示/違反報告)
砂漠＊(プロフ) - 猫目石さん» 大変お返事が遅れてしまいすみません！(; ;)ナガノディビジョン推しありがとうございます！イラスト全然OKですのでもし描いていただけたらぜひ教えてください|´-`)ﾋｿﾘ (2021年12月22日 17時) (レス) id: d153b48b76 (このIDを非表示/違反報告)
砂漠＊(プロフ) - 貴方の作品のファンさん» 大変遅れてすみません！(; ;)これから少しずつ更新していきますので気長にお楽しみください！m(_ _)m (2021年12月22日 17時) (レス) id: d153b48b76 (このIDを非表示/違反報告)
猫目石(プロフ) - ナガノディビジョン推しです！良ければ二次創作のイラストを描かせていただいてもよろしいでしょうか？(マイク起動したところとか。たぶんというか妄想だけになりますが、) (2021年7月25日 10時) (レス) id: 5676b10c1c (このIDを非表示/違反報告)
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