高級猫に懐かれたい［HQ/男主］

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この1ヵ月で、マネージャーの仕事も、部員の人達との関わり方にも慣れてきた。チームに馴染んでいるのか不安だが、割と楽しい日々を送っている。








黒尾 ｢ 来週から合宿だけどミケちゃんは狙われないように ｣


碧 ｢ ...命を.....？｣


黒尾 ｢ それは狙われませんのでご安心を！｣


夜久 ｢ 強豪校が勢揃いの大規模合宿になるらしいぜ ｣


犬岡 ｢ 参加校が多いみたいですね！ ｣


灰羽 ｢ 俺が全部、ぶっ倒す！！！！ ｣


黒尾 ｢ はいはい俺達なー ｣








山本 ｢ 他校には癖の強い連中がわんさか居るから気を付けろよ ｣


碧 ｢ ...へぇ ｣


十分クセの強い虎がそこまで言うんだから、これは覚悟しておいた方がいいかもしれない


密かに思っていた、バレー部変人多い説が濃厚になってきた








参加校は、音駒・梟谷・烏野・青葉城西・白鳥沢・井闥山・稲荷崎・鴎台


ほとんどが県外で初めて聞く高校ばかり。唯一知っているのは梟谷学園高校だけ


ルールも全部は知らないし、どこが強いかも分からない。不安要素だらけで既に緊張してきた








それとさっきから聞きたかった事がある


碧 ｢ 何見てるの ｣


研磨 ｢ ...合宿の予定表 ｣


研磨がずっと食い入るようにスマホを見ていたから、何をそんなに見ているのか気になっていた


碧 ｢ …楽しみなんだ？ ｣


研磨 ｢ えっ ｣


碧 ｢ 合宿 ｣








わくわくしているように見えるのは気の所為じゃ無いはず


あまり感情を見せない研磨が、分かりやすくソワソワしてるのはちょっと意外








研磨 ｢ …うん、今回は友達のとこも来るから…… ｣


碧 ｢ 友達… ｣


研磨に他校の友達が居たなんて……勝手に同類だと思ってた節もあった為、驚き半分、戸惑い半分、申し訳無さも少し


研磨 ｢ 他校に友達居たんだ意外って思ってるでしょ ｣


……バレてらっしゃる








研磨 ｢ 翔陽は毎回予想を越えて来る奴なんだ、次は何をしてくれるのか楽しみ ｣


碧 ｢ …へぇ、俺も気になってきた。翔陽くん ｣


あの研磨の心を動かした翔陽くんとやらを一度拝見したい


研磨 ｢ ……あんま人に興味持たないで ｣


碧 ｢ それはまた無茶なお願いだね ｣


研磨 ｢ それも承知で言ってる ｣


碧 ｢ ………何故 ｣








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