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黒尾「 つーかもう何でもいいから碧は故郷(音駒) へ帰るべし!! 」
そーだそーだ、と後押しするチームメイト。俺も正直、皆の所に戻りたいのが本音だ
木兎「 今日くらいいーじゃん黒尾のケチ!! 」
黒尾「 ケチで結構ですぅ、んなことより俺達の"心臓"返してください!! 」
碧「 心臓…? 」
研磨「 気にしないで、クロそういうとこあるから 」
黒尾「 研磨サン!?ヤバい奴だと思われるからヤメテ!!」
もう手遅れです...なんて事は流石に言えない
木葉「 これ収拾つかねーぞ… 」
赤葦「 任せてください 」
木葉「 今はお前に任せちゃいけない気がする 」
赤葦「 孤爪 」
研磨「 …なに 」
赤葦「 碧さんを下さい 」
木葉「 終わった 」
研磨「 ......は?」
いつの間にか木兎さんVS黒尾さん、赤葦くんVS研磨みたいになっている
この面倒な状況から逃げ出す方法は無いのだろうか
バシャ___
福永「 やりすぎ、ドストエフスキー 」
そんな時、何やらバケツいっぱいに溜めた水を4人に被せた福永くん。仮に先輩が居たとしても容赦無いらしい
研磨「 .....2回目があったなんて 」
そっか、前に聞いた話だけど1年の頃に虎と研磨の喧嘩を止めたのは福永くんが今みたいに水を掛けたからだった
黒尾「 冷た!?福永〜、喧嘩の止め方これしか知らねぇの? 」
木兎「 なぁ赤葦、今の楽しくなかった?一瞬でシャワー浴びれた気分なんだけど!! 」
赤葦「 ちょっとよく分かりません 」
水を被ったお陰か頭も冷やせたらしく、4人も落ち着きを取り戻したみたい
福永「 ふんっ 」
ひと仕事終えました。と、満足気な表情をする福永くん。俺には救世主に見えた
色々な事が起こりすぎて、火の発端となった"ご褒美"の話も無かったことに
赤葦「 キスは我慢するのでお菓子くださいね 」
……とはならなかった。
耳元で赤葦くんの低音ボイスを聴くのは少なからずドキッとする。あと、
研磨「 最終日は何処のマネやるの 」
碧「 .....稲荷崎高校 」
忘れたかったことを思い出してしまった。
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nanaminkasacha0(プロフ) - 続き待ってまぁす!!!! (5月7日 20時) (レス) @page43 id: 10a9149a7c (このIDを非表示/違反報告)
REA(プロフ) - nanaminkasacha0さん» ありがとうございますううう!!!貴方様に沢山の癒しを与えられますように🥰🥰🥰 (3月25日 12時) (レス) id: 893fd357d0 (このIDを非表示/違反報告)
nanaminkasacha0(プロフ) - 癒されてます♡♡♡続き待ってます♡♡♡ (3月24日 19時) (レス) @page44 id: 10a9149a7c (このIDを非表示/違反報告)
REA(プロフ) - きもむしさん» なるほどです!!ちょっと考えてみます!!貴重なご意見ありがとうございます😊😊 (3月18日 21時) (レス) id: 893fd357d0 (このIDを非表示/違反報告)
きもむし - この作品の例えで言うと、碧って打ったら自動的に読者さんのお名前に変換される機能が有るので、できれば使って欲しいなぁ……と。でも作品はガチで面白いので!! (3月18日 18時) (レス) @page43 id: 3f5b750305 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:REA | 作成日時:2023年7月15日 10時