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合宿3日目、今日は白鳥沢にお邪魔している。強豪校の練習風景に圧倒され、こちらへ近付いて来る牛島さんに気付かないくらいには釘付けだった
牛島 「 そこに居ると危ない 」
碧 「 あっ、すみません 」
牛島 「 上の観客席で見ると良い 」
一応マネージャーの仕事も俺にはあるわけで。遠回しにお前は無能だなんて言われてるんじゃないかとも思ったが、牛島さんに限ってそれは無いだろう
天童 「 音駒の誰よりも過保護なんじゃないかな若利くん 」
牛島 「 ボールに当たると骨が折れそうだ 」
天童 「 やだな〜、そんな簡単に折れないよw でも確かにポッキリいっちゃいそうだネ 」
俺を弱い人間かのように接するのがバレー部のお決まりになりつつある。同性に過剰に心配されるって、俺はどれだけ貧弱そうなんだ
碧 「 心配無用です。俺の骨は丈夫ですので 」
牛島 「 強がっているのか、可愛らしいな 」
碧 「 え…… 」
天童 「 ブッwww 」
牛島 「 ?なんだ 」
真顔で何言ってるんだこの人…男に可愛いとか……やっぱり掴めない
碧 「 お気遣いどうもです。でも俺...ドリンクとか記録書かなきゃいけないんでここに居ます 」
牛島 「 ...そうか。それなら俺達はお前の骨が折れないよう努めよう 」
そんな簡単に折れたらたまったもんじゃない。牛島さんの中で俺は触れるとすぐ壊れるガラスみたいな存在なのか
白布 「 糸くず付いてるぞ(嘘) 」
後ろから現れた白布くんが糸くずを取ってくれた。御礼を言うと 「当然だ」と、満足気な表情をする
瀬見 「 俺には糸くずなんて見えなかったが 」
白布 「 この歳から老眼ですか、この先が思いやられますね 」
瀬見 「 かぁいくねぇ!!」
白布 「 フッ、 」
川西 ( よっしゃ触れた、とか思ってそー... )
2人のやり取りを見ていると、白布くんの肩にも糸くずを発見。人のには気付いて自分のには気付かないなんて可愛いな、と思いながら取ってあげた
白布 「 ッ!?なに...っ 」
碧 「 あ…糸くず付いてたよ。勝手に触っちゃってごめんね 」
急に触れられて驚いたのか異常な反射神経を見せた白布くんの頬が真っ赤に染まっている。言うより先に行動に移したのが悪かったと俺も反省
白布 「 いや...怒ってねぇよ、// 」
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nanaminkasacha0(プロフ) - 続き待ってまぁす!!!! (5月7日 20時) (レス) @page43 id: 10a9149a7c (このIDを非表示/違反報告)
REA(プロフ) - nanaminkasacha0さん» ありがとうございますううう!!!貴方様に沢山の癒しを与えられますように🥰🥰🥰 (3月25日 12時) (レス) id: 893fd357d0 (このIDを非表示/違反報告)
nanaminkasacha0(プロフ) - 癒されてます♡♡♡続き待ってます♡♡♡ (3月24日 19時) (レス) @page44 id: 10a9149a7c (このIDを非表示/違反報告)
REA(プロフ) - きもむしさん» なるほどです!!ちょっと考えてみます!!貴重なご意見ありがとうございます😊😊 (3月18日 21時) (レス) id: 893fd357d0 (このIDを非表示/違反報告)
きもむし - この作品の例えで言うと、碧って打ったら自動的に読者さんのお名前に変換される機能が有るので、できれば使って欲しいなぁ……と。でも作品はガチで面白いので!! (3月18日 18時) (レス) @page43 id: 3f5b750305 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:REA | 作成日時:2023年7月15日 10時