23. ページ24
___
碧 「 音駒高校、柊 碧です 」
拍手と共に向けられる奇異な視線。俺はいま、青葉城西のマネージャーとしてここに立っている
こんな事になったのも、「残りの4日間マネージャーを入れ替えながら練習しよう」と昨日、飲み会のノリで決めた監督達のせい
ずっと練習試合は退屈だ、と言う大人達の我儘に付き合わされた結果がこれだ
金田一 「 1年!き、金田一勇太郎ッス!」
碧 「 あ...よろしくです 」
金田一 「 ?、俺の髪になんか付いてますか...」
国見 「 頭に向かって挨拶してた、らっきょが本体だと思ったんじゃないw 」
金田一 「 なっ、!?...らっきょって言うな!」
国見 「 あぁ笑った。同じく1年、国見英です 」
そんなこんなで全員の自己紹介が終わるとストレッチが始まった
松川 「 碧くん、ちょっと手伝ってくれないかな 」
松川さん、雰囲気が高校生じゃないんだよな。大人っぽいし、どこか赤葦くんと似てる気もする
碧 「 背中大きいですね...肩幅広い 」
松川 「 男らしくてドキドキする?あ、もう少し強く押してもいいよ。そうそう上手 」
及川 「 あの絵面…危なくない?」
花巻 「 ただのストレッチがえろく見える… 」
矢巾 「 俺も次手伝って貰お、うん...そうしよ 」
松川 「 音駒の皆、碧くん居ないから相当落ち込んでるね笑 」
碧 「 ...監督達に直談判しに行ったらしいです 」
松川 「 ふはっ、まじか。まぁ...大事なマネが他校に放り込まれんのは心配だよな 」
碧 「 流石に心配し過ぎです 」
松川 「 何も分かってねーのな笑 」
碧 「 ? 」
松川 「 過保護くらいが丁度良いんじゃない?碧くんには 」
碧 「 そんなに弱々しく見えますか 」
松川 「 う〜ん...これはチームメイトも苦労するなぁ笑 」
松川「 そんな鈍いといざと言う時、後戻り出来なくて後悔するよ。初めて話して分かったけどキミ...ほんと危機感足りないよね笑 」
鈍い...?後戻り出来ない...?危機感...とは。
意味深な言葉に悩まされる。一体何の話だろう
及川 「 ネコちゃんおいで〜」
碧 「 ?はi...「 まだ俺のー 」.....ッ、!?」
及川さんの元に行こうとした俺の手首を引っ張ると胸板に引き寄せられる。それには俺も含めて一同驚愕、肝心の松川さんはニヤニヤしながら「ほら無防備」と言った
及川 「 ぎ、ギャァァァ!!離れて!まっつん離れて!」
NEXT
1078人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
nanaminkasacha0(プロフ) - 続き待ってまぁす!!!! (5月7日 20時) (レス) @page43 id: 10a9149a7c (このIDを非表示/違反報告)
REA(プロフ) - nanaminkasacha0さん» ありがとうございますううう!!!貴方様に沢山の癒しを与えられますように🥰🥰🥰 (3月25日 12時) (レス) id: 893fd357d0 (このIDを非表示/違反報告)
nanaminkasacha0(プロフ) - 癒されてます♡♡♡続き待ってます♡♡♡ (3月24日 19時) (レス) @page44 id: 10a9149a7c (このIDを非表示/違反報告)
REA(プロフ) - きもむしさん» なるほどです!!ちょっと考えてみます!!貴重なご意見ありがとうございます😊😊 (3月18日 21時) (レス) id: 893fd357d0 (このIDを非表示/違反報告)
きもむし - この作品の例えで言うと、碧って打ったら自動的に読者さんのお名前に変換される機能が有るので、できれば使って欲しいなぁ……と。でも作品はガチで面白いので!! (3月18日 18時) (レス) @page43 id: 3f5b750305 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:REA | 作成日時:2023年7月15日 10時