高級猫に懐かれたい［HQ/男主］

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犬岡 ｢ あ！碧さーn……！？！？ ｣


灰羽 ｢ え！？ ｣


山本 ｢ な"ｯｯ！？ ｣








誰が予想しただろうか。碧が白鳥沢を連れて来るなんて、誰が予想しただろうか。


碧 ｢ 白鳥沢の皆さんがドリンク運ぶの手伝ってくれました ｣


それは有り難い。けどそれ下心ありますよね？うちの碧に惚れましたよね？…と、自分含めて仲間の表情にモロ出ている


黒尾 ｢ いやぁどうもありがとうございますー、助かりました ｣


天童 ｢ そんな敵対視しないでよ〜、別に何もして無いし困った時はお互い様でしょ〜？ ｣


試合もまだしてねぇのに勝ち誇った顔が上手なことで


さてはコイツ、相当イイ性格してんだろうな








黒尾 ｢ 碧さん集合 ｣


碧 ｢ えっ、はい ｣


黒尾 ｢ 本当に何もされてないんだな？ ｣


碧 ｢ …逆に何されるんですか、怖いんですけど ｣


黒尾 ｢ 念の為買っておいた防犯ブザー渡しとく ｣


碧 ｢ 黒尾さんまで俺を小学生扱いするんですか ｣


黒尾 ｢ いいから持ってなさい！｣








夜久 ｢ ウシワカの迫力半端ねぇ… ｣


黒尾 ｢ 赤髪の変な頭したアイツ、絶対ゲスブロックのゲス野郎 ｣


夜久 ｢ 変な頭って、お前に言われたくないだろ ｣


黒尾 ｢ はぁぁぁん？？｣


夜久 ｢ …まっ、碧は結構まじで色々気を付けた方がいいよなー ｣


黒尾 ｢ …… ｣








大体、碧は自分がどれだけ魅力的なのか分かってない。男とか関係無しにあの存在はヤバいだろ


簡単に懐かないくせに無防備で、何も知らないから危機感も無い。危なっかしくてハラハラする


その癖、目を離すとすぐどこかへ行ってしまうし、その辺は本物のネコとそっくりだ


………って、


黒尾 ｢ 碧サン！？ ｣


言ったそばから裏口から外へ出る碧を発見、すぐさま後を追った








黒尾 ｢ おまっ、何して… ｣


碧 ｢ 猫がいたので ｣


黒尾 ｢ ……はぁぁ、急に居なくなるなよ ｣


碧 ｢ ボール飛んできそうで危なかったんで追い払っただけです ｣








研磨に過保護だなんだの言っといて、単独行動しただけの碧にこんなにも慌てている俺も人のこと言えない


これが息子を心配する親の気持ちなのか


黒尾 ｢ お父さんの言うこと聞きなさい！｣


碧 ｢ 何言ってるんですか ｣








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