過去の事 ページ46
私は次の試合の為にスタミナをつけようと夜道をランニングしていた
「はぁ…はぁ…」
途中で息が切れて私は速度を落とす
「…はぁ…」
今日はストーカーみたいな奴につけられたし、気分は最悪だった
「…こいしがあんなシュートを打てるのに姉である私がやらなくてどうするのよ…」
こんな事を思ってしまう自分が最低に思えた
「…こんな時だけ姉面して」
私が今までこいしに何をしてあげられた？
そこに愛と呼べるものは存在しない
私がこんなんだからこいしがああなった
全て私の責任
嫌な事があると直ぐに自分を責め立てて過去の事を思い出してしまう
〜過去〜
「…やっと書類終わった…」
私はバキバキに固くなった肩を手で揉む
「あー…痛いわねぇ…」
ガチャッ
「お姉ちゃんただいま！！」
「お帰りなさい。こいし」
こいしは昔から好奇心旺盛な子で何でも興味を示すような子だった
「…ねぇこいし」
「ん？なぁに？お姉ちゃん？」
私は困った笑顔で言う
「お外に遊びに行くのは良い事だと思うわ…でもね」
「"人里"にはあまり近づかない。でしょ？」
こいしは分かりきったかのように口を尖らせながら言う
「誰かとの接触はあまり避けた方が良いと思うの。特に人間とは」
「そうだけどさぁ…私お友達が欲しいの」
「友達なら家に居る動物でも良いでしょう？」
「あれは友達じゃ無くて家族！お姉ちゃんも家族って言ってたじゃん」
「そうだけれど…」
「心配しないで！私明日も人里に行って友達頑張って作るよ！」
こいしはそう言って部屋に戻ってしまった
「はぁ…」
私達はさとり妖怪。必ず嫌わない種族と言えば言葉を持たない動物…
「…あの子は分かってるのかしら」
〜翌日〜
カチ…カチ…カチ…
パタン
私は本を読むのを辞めて時計を見る
「もうお昼ね…」
そう言えばお燐は何処に行ったのかしら
バァンッッ
その時部屋の扉が急に開かれた
「さとり様！！」
「お燐？どうしたの！」
「こいし様が！！」
「…え」
バタバタバタ
私達は急いで地霊殿を出て地底の町並みへ向った
そこには鬼達やら他の妖怪達の群れが出来ていた
私が通ると鬼以外の妖怪達は直ぐに道を作る
「何があったの！」
鬼の星熊勇儀が振り返る
「地霊殿の主じゃないか…ほらお嬢ちゃんよ…姉ちゃんが来たぞ」
そこで目にしたこいしの姿はボロボロで所々服が破けていたり。肌に傷がついていたりしていた
こいしは小鬼達に応急処置を受けていた
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モモ(プロフ) - 分かりました！お手数を掛けて申し訳ありません(*^^*) (2018年12月6日 20時) (
レス) id: 9f311d580c (このIDを非表示/違反報告)
蒼白 - 返信遅れてごめんなさい！そうですね さとりちゃんが一人でお店でお茶していたときに、たまたま出会った とかどうでしょうか？分かりにくくてスミマセン (2018年12月6日 20時) (レス) id: baea1befb6 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - いえいえ大丈夫ですよ(´・ω・`)リクエストはどうしますか？私としては要望はお答えしたいのでもう一度分かりやすく書いてくださると幸いです (2018年12月6日 17時) (レス) id: 9f311d580c (このIDを非表示/違反報告)
蒼白 - 返事遅くなってごめんなさい！自分でもあとあと見たら分からなかったです。すみません (2018年12月6日 7時) (レス) id: baea1befb6 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - すみませんバグのせいで名前がモモになってるかもしれません (2018年12月6日 0時) (レス) id: 9f311d580c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らい | 作成日時：2018年11月5日 1時
