情報 ページ37
皆が夕食を食べに行き。先程まで騒がしかった場所が静かになる
「…そこに居るのは分かってますよ？」
「…おいおいバレてたのか」
木から降りてきたのは…不動だった
「貴方高い所が好きなんですか？」
「良いだろそんな事。…で？俺にわざわざ話しかけてきて情報でも欲しいってか？」
「ええそういう事です。私達は一応手を組んでいますからね」
「ふぅん？でもなぁさとりチャン？アンタまだ俺に情報を一つもやってないぜ？これはフェアじゃないと思うんだがなぁ？」
「ご心配なく。情報は腐るほど持っています。まぁあげれない情報もありますがね」
「へぇ？」
「どんな情報をお望みで？」
「そうだな？アンタの"正体"とか？」
「…はい？」
「アンタの情報…全く無いんだよ」
不動はどんどん私に近づいてくる
コツ…コツ…
「それになんか焦ってねぇか？アンタ。俺と同じく刺激を求めてるって感じじゃねぇ。何かしらの目的でもあんのか？」
ついに木の柱まで私は迫られ逃げる場所が無くなる。もとい逃げるつもりなど最初から無いが…
「…な…何の事で？」
私は思わず声を震わせながら言う
不動は私の耳元でこう言う
「…一星は中途半端。情報は全部吐かねぇ。今んとこ言えんのはこれだけだ」
不動は私から離れて手を挙げる
「それにこれ以上したら通報されそうだ」
「…私まだ情報を差し上げてませんが？」
「情報はとっくに貰ったさ。じゃあな？子猫チャン？」
そう言って不動は後ろを向いて手を振りながら去って行った
「…能力が無いとこんなにキツイの…」
情報は貰ったって…どういう事よ…まさか私の反応を見て…はぁ…考えるのは辞めにしましょ…
私は頭を手で支えながら合宿所に戻って行った
〜こいし視点〜
食堂で夕食を選んでいた時お姉ちゃんが帰ってきた
「あっお姉ちゃんお帰りー？どしたの？」
「はぁ…」
お姉ちゃんはどっと疲れた顔をしていた
「何でも…」
これは何かあったなー
「そっかー？お姉ちゃんメニュー何にする？」
「…シチュー」
「私運んで来るからお姉ちゃん先に席に座ってたら？」
お姉ちゃんが心配と言う訳でも無いがこのまま行くとお姉ちゃんが変な闇発言をしそうなので私は珍しく気を使った
「うん…」
お姉ちゃん口数少ないなー…やっぱ何かあったな
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 16人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
モモ(プロフ) - 分かりました！お手数を掛けて申し訳ありません(*^^*) (2018年12月6日 20時) (
レス) id: 9f311d580c (このIDを非表示/違反報告)
蒼白 - 返信遅れてごめんなさい！そうですね さとりちゃんが一人でお店でお茶していたときに、たまたま出会った とかどうでしょうか？分かりにくくてスミマセン (2018年12月6日 20時) (レス) id: baea1befb6 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - いえいえ大丈夫ですよ(´・ω・`)リクエストはどうしますか？私としては要望はお答えしたいのでもう一度分かりやすく書いてくださると幸いです (2018年12月6日 17時) (レス) id: 9f311d580c (このIDを非表示/違反報告)
蒼白 - 返事遅くなってごめんなさい！自分でもあとあと見たら分からなかったです。すみません (2018年12月6日 7時) (レス) id: baea1befb6 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - すみませんバグのせいで名前がモモになってるかもしれません (2018年12月6日 0時) (レス) id: 9f311d580c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：らい | 作成日時：2018年11月5日 1時
