裏話2 ページ21
ドサッ
一星が体制を崩した”フリ”をして私に衝突
「…は」
私はとても動揺した
一星と私はいわゆる床ドン状態
まずい。相手のペースにのまれている
「わ、わわ…すみません！」
相変わらず演技の上手い男だ。私は彼の心を読む
なるほど…私を口説いて誑かせようって訳？そうはいかない
「退いてください」
私は無理矢理立とうとするが
「…え」
「どうしました？」
クソが…腰が抜けて力入らないじゃない…
「すみません…腰が抜けました」
「ええ！そんな…本当にすみません…！」
こうなったらもう立つのを手伝って貰うしかない…
「手伝います！」
私は仰向けの状態。手伝って貰うとしたら…
「失礼しますね」
一星は私の脚と背中を持ち上げる。察したであろうお姫様抱っこだ
コイツ殺したい
「えーっと…ベットに運べば大丈夫ですか？」
「あ…はい」
頭の中でやめろを連呼する私
私を抱えたまま移動する一星
「…さとりさんって軽いですね。心なしか良い匂いも…」
一星は少しずつ私の首元に顔を近づけてくる
「近いです」
「そうですか？」
一星が一瞬ニヤッと笑う
調子に乗るなよ…
「さとりさんって髪綺麗ですね…遠くからじゃ分かりませんでした」
そう言って一星は私の頭を撫でる
「ちょっ…」
しかし何故か私は大人しくなった
〜一星視点〜
とりあえず距離を近づける事には成功したが
「…」
もう少し抵抗すると思っていた…頭を撫でるとすぐに大人しくなる。まあいい…このまま行けば…
「さとりさん………え」
ポロポロ
突然彼女が涙を流し始めたのだ
「…え」
本人も今気づいたのか慌てて涙を拭う
「すみません…」
そんなに嫌だったのか
「…もう大丈夫です…今日はありがとうございました」
「えっでもさとりさん…」
「大丈夫ですから……早く出て行って」
俺はどうする事も出来ず
「…分かりました。今日はありがとうございます。おやすみなさい」
バタン
俺は廊下を歩く
「…チッ」
計算外だ。お陰で予定が狂った
〜さとり視点〜
私はベットに横たわりながら涙を拭った自身の手を見る
「何で…」
その時嫌な思い出がフラッシュバックした
ーこのバケモノー
ーさとり妖怪の癖にー
ー気持ち悪いー
…たださとりと言う種族なだけで人間だけではなく妖怪にも嫌われた私達
だから頭を撫でられた事なんて一度も無かった
「私のバカ…」
その日の事はとても恥ずかしかったのでこいしには伝えなかった
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モモ(プロフ) - 分かりました！お手数を掛けて申し訳ありません(*^^*) (2018年12月6日 20時) (
レス) id: 9f311d580c (このIDを非表示/違反報告)
蒼白 - 返信遅れてごめんなさい！そうですね さとりちゃんが一人でお店でお茶していたときに、たまたま出会った とかどうでしょうか？分かりにくくてスミマセン (2018年12月6日 20時) (レス) id: baea1befb6 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - いえいえ大丈夫ですよ(´・ω・`)リクエストはどうしますか？私としては要望はお答えしたいのでもう一度分かりやすく書いてくださると幸いです (2018年12月6日 17時) (レス) id: 9f311d580c (このIDを非表示/違反報告)
蒼白 - 返事遅くなってごめんなさい！自分でもあとあと見たら分からなかったです。すみません (2018年12月6日 7時) (レス) id: baea1befb6 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - すみませんバグのせいで名前がモモになってるかもしれません (2018年12月6日 0時) (レス) id: 9f311d580c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らい | 作成日時：2018年11月5日 1時
