黒猫の正体 ページ16
「…！お燐！！」
「この小僧…許さない…」
「ひぃっ！？」
「ちょ…ちょっと待ちなさい！お燐落ち着いて…」
「みなさーん！」
その時超金運が来た。
「邪魔が入ったか…今日はこの辺で勘弁してやる！命拾いしたな！」
「あっ！こら待てクソガキ！!」
少年は風のように去っていった。
「こらこらお燐…」
「ありゃ？そちらの人は一体誰です？」
「ああ…えーっと…」
「あっ！火焔猫燐です！お燐と呼んで下さい！まだ見習いですが、さとり様の家の専属メイドをしております！」
ナイスフォローお燐。
「誰かと思ったら。古明地さんのメイドさんだったんですね。」
砂を払いながら基山が言う。
「でもどうしてこんなとこにメイドがいんだよ」
「ええと…さとり様とこいし様が心配で…この辺をうろうろしていたんです。」
「あら。そうだったのね。」
私も話をあわせる。
「ほほーそうでしたか。ですが生憎もう少しで就寝時間なので、面会は明日にしてくださいね。」
「そうでしたか！！ご迷惑をおかけしました！では、私はこれで…あ、後さとり様…」
お燐はこっそり私に耳打ちをしてきた。
「後で来ます…」
私は無言でうなずく。
「ほほー！では帰りましょうか。わざわざごめんなさいねぇ…夜にお使いに行かせるべきではありませんでした。」
「それにしても…古明地さんのメイドさん凄い剣幕だったなぁ…」
「あはは…ちょっと怖かったね。」
「てゆーか最初に見た時から思ったけどよー。お前相当金持ちだろ？」
「いえいえそんな事は…」
「明らかにお嬢って感じの服装だったしな。」
「まぁ…そうかもしれませんね。」
「あのメイドさんのサッカーのテクニックも凄かったね。サッカーやっていたりするの？」
「まぁ多少嗜んでいるみたいです。」
「そうなんだ。すごいね。」
少しは私も空気に馴染めただろうか…いやそんな事より…お燐が何故ここに…消えている耳や尻尾を見る限り。八雲紫がサポートとして送ってきたというのが妥当だろう。大丈夫だろうか。
私は合宿所に戻ってきて部屋に戻った。するとお燐がいた。
「あらお燐。…戸締まりをしてカーテンを閉めなさい。鍵は私が掛けるわ。いつ何処で誰か見ているか分からないもの。」
「あっはい！了解です。」
戸締まりをして。私とお燐は話しをする。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 24人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
モモ(プロフ) - まさにそれですwあと修正の件ですが、他にもこいしちゃんをさとり様と同様にMFに変更したのでご了承お願いしますね(・∀・) (2018年10月20日 15時) (
レス) id: 9f311d580c (このIDを非表示/違反報告)
米の花子(プロフ) - 笑顔で精神ごとけちょんけちょんにしそう (2018年10月20日 14時) (レス) id: 5689ec8667 (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - 私も嬉しい限りです。相手の選手を蹴散らしそうな勢いですねw (2018年10月20日 14時) (レス) id: 9f311d580c (このIDを非表示/違反報告)
米の花子(プロフ) - さとり様とこいし様が楽しそうで何よりです (2018年10月20日 14時) (レス) id: 5689ec8667 (このIDを非表示/違反報告)
米の花子(プロフ) - モモさん» こちらこそありがとうございます！お互い頑張りましょう！ (2018年10月15日 21時) (レス) id: 4c00fe323e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：らい | 作成日時：2018年10月15日 0時
