4 ページ5
｢･･･。｣
『･･･。』
え、何この沈黙。
相手の男子は唖然とした様子で固まってしまった。
｢･･･まじで言ってんの･･･？｣
『あの･･･、まじです･･･。』
そう言った瞬間、
大きなため息を一つ。
｢まぁ･･･、仕方ないよな･･･
他人に興味無さげだったからな･･･。｣
その言葉を聞いて
何だか見透かされてる気がして変な気分になった。
｢･･･改めまして、
俺、同じクラスの渡辺翔太｣
同じクラス･･･
渡辺翔太･･･くん･･･、
知らなかった･･･。
こんな人いたんだ、
｢てか、優等生ちゃんが午後の授業サボって
何でこんなとこいたの？｣
サラっと隣に座ってくる渡辺くんは
片方口角を上げながら聞いてくる。
というか、
サボっちゃったのか･･･。
チャイムすら聞こえてなかった。
『･･･何でですかね･･･。
強いていえば、苦しかったからですかね･･･？
あと、優等生ちゃんってやめてください。』
｢優等生ちゃんもそんな事思うんだ笑｣
『だから･･･。』
｢じゃあ、A｣
『･･･え、』
｢Aって呼ぶわ｣
元々肩がぶつかり合うくらい近くて、
視線も合わせてなかったのに
いきなり耳元で名前を呼ばれるもんだから
1人ドキドキして、
今までこんな心臓バクバクする事だってなかった。
もう･･･調子狂うって･･･。
なのに、
｢お前と話してるの意外と楽しかった笑｣
ってニコニコ笑うもんだから
もう私はショート寸前。
『渡辺くんて変ですね。』
｢んふふ、そうかな？笑
あと、翔太でいいよ
渡辺くんて呼ばれなさ過ぎて気持ち悪いわ｣
少し考えて
『いえ、渡辺くんで。』
そう言うと彼はあっそ･･･。と拗ねてしまった。
私は難しい人に目をつけられたのかもしれない･･･。
これから、大丈夫なのだろうか･･･。
でも、ちょっと楽しい･･･？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 716人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
名無し70642号(プロフ) - とても、いい話すぎます！！心臓がキューって痛くなりました！！これからどんな展開になるのかすごく楽しみです。続き楽しみにしてます！！頑張ってください！ (2019年12月22日 6時) (
レス) id: 54ce2bd860 (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして！！いつも更新楽しみにしてます！！しょっぴー格好いいね！！めめさん推しだけど、こう言うお話大好きです！！続き楽しみにしてます！！ (2019年12月1日 22時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
癒月(プロフ) - ハルさん» 凄く嬉しいです!! ありがとうございます･･･！ (2019年9月19日 23時) (レス) id: 10a1e3506b (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - Happy Birthday！！ (2019年9月19日 16時) (レス) id: 5b831f03b6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：癒月 | 作成日時：2019年9月18日 2時
