黒薔薇と赤薔薇の初恋 (ページ3)

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Silk Road編ページ3

Silk Road siten 続き

正義や平和に手を染めている物の色を黒に染めるなと。
例えピンチでも、傷つけるなと。
"無罪の人間"を殺すなと。
シルク「気絶させるだけだ。それか、軽傷で済むよ。重症でも死にやしない。」
俺はこれでも、格闘技を習ってた。
首を一撃、衝撃を与えれば気絶する。
ほんと、脆くて隙のある奴らだ…
ダーマ「お前、帰りどうすんだよ。」
シルク「さぁー。どうだろな。」
まぁ、そうなるよな。というような質問が来る。
予想通りだ。
ザカオ「まさか空飛ぶとか言うなよ。」
シルク「ビンゴ。空飛んで帰る。」
まさか当ててくるとは。まぁ、それしかないよな。
マフィアだからって、普通の人間と違うけど、俺はもっと違う。
やっと、出来るんだ。空を飛ぶことが。
まぁ、遺伝の血が少し流れてるだけかもしれないが…
マサイ「……。まぁ、後で会議だ。しっかり言ってもらおうか。全てね。なら、行ってこいよ。」
その言葉にみんな納得したせいか、ｺｸとみんなは少し首を下に動かした。
こうゆう時、マサイは役立つ。面倒くさい話とか、急いでる時とかな。
みんなの同意を確認したため、俺は車の扉を開けた。
シルク「あぁ、死にやしないから。」
そう俺は言い残し、車を出た。
そう、死ぬつもりなど無かったのだ。
"死ぬ"つもりなどな。
これは、俺も度肝を抜かれた。
別に、仲間には関係無いけどな。
Silk Road siten
みんなに、少し言い残して、車を出たら、案の定警察が俺を発見する。
警察幹部「マフィアがでてきたぞ。殺せ。」
警察1「了解です！」
シルク「あー。もうお前らうぜぇぞ…ホントに、

ホントなら、一人残らず殺したいよ。」
そうだ。ルールなんてなければ…
いや、違う。ルールがあるから
俺は変われたんだ…
警察幹部「ﾌﾌ…君は遅い。遅いが故に調子に乗り過ぎだ。」
誰かの声が囁く。
耳元からの囁き…
俺はまさか？！と思ったけど……
シルク「誰だっ…ｸﾞﾊｯ」
遅かった。
影は見えたものの、他の警察に紛れて分からなかった。
そこで、少しは反応したけど、腕を切りつけられてしまった。
警察「ﾌﾌﾌ…あまり舐めないでもらいます？」
その警察官の言葉が俺の記憶に触れた。
シルク「……あぁ…そうか。忘れかけていた。そうかそうか。」
俺は思い出した。あいつの言葉を。
あいつと言って表せる人では無い。
そんなのは、俺が1番分かってる。
あの人は、凶悪だと言うことを…

続く。