黒薔薇と赤薔薇の初恋 (ページ2)

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Silk Road編ページ2

Silk Road siten続き

そう言い残してその場を去ろうとした時だった。
？？？「あっ、えっ、えぇっとえぇ……」
シルク「？…………？！えっと…えー」
そこには、一般人がぽつんと立っていた。
シルク「見てましたよね……」
？？？「はっはい……うっ。鉄臭い……」
シルク「はぁ……すいませんね。殺すしか……」
マサイ「シルク！シルク！至急戻れ！警察が追ってきてる！」
シルク「わかった。あとは、爆発して終わりだ。車の準備は？」
マサイ「もう万全だ。早く戻ってこい。」
シルク「了解。」
、
、
シルク「そこ、退けよ。死にたいか？」
？？？「いえ…一体貴方は……」
シルク「他の人に教えられる職業じゃないので…。ここ、爆発しますよ？早く退かないと死ぬぞ。」
そう言って、俺は爆発物を手に持って、一般人に見せつけた。
？？？「ﾋｯ。退きます。」
そう言って、その人はすぐさま逃げた。
シルク「ﾁｯ面倒なこともあったもんだな。」
そうして俺は、爆薬を投げ込み、銃を捨てた。

マサイ「ンダホ、出発してくれ。」
ンダホ「了解ですっ。」
その合図で車が動き出す。
勿論、警察が追ってきている為、速度など関係無くスピードを出す。
これでも、ンダホだって、一流の運転手だ。しかも、戦場を乗りきった車を使いこなしてるぐらいだし、誰も心配しない。寧ろ普通だと思うぐらいだ。
シルク「………………」
モトキ「警察の人、突き止めたのは褒めるけど、行動遅いかなー。」
ぺけたん「警察の人も執拗いよね。いい加減面倒くさいから追うのやめて欲しいんだけど。」
シルク「しょうがねぇだろ。ならこの仕事辞める事を指すんだぞ。」
みんなに一瞬の沈黙と、即座に笑顔が消える。
そうだ。なんの為にマフィアをやっているのやら。
こいつらは、まだマフィアという大きな組織の意識が低すぎる。
まだまだ成長させなきゃと思う面が多すぎて、今頭を抱えてるのに…
シルク「そう言うことだ。これはお遊びじゃないんだ。わかりきってる事だ。てなわけだ。」
少々キツめな言葉にみんなの目も、怒った目と、悲しみの目が混ざりあったような、曖昧な視線を俺に向けに来る。
シルク「マサイ、俺警察薙ぎ倒してくるから、先行ってて。」
その言葉に、さっきの目がいきなり驚きの目に変わる。
こんな事を言うのは珍しいから。というのもあるがな。
マサイ「えっ、でも。必要以上の人間は殺すなって。」
そう。これが俺たちの中で決めている、マフィアで過ごす中でのルールだ。

続く。