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「クリスマスでは、よくプレゼント交換なるものをすると耳にした」

『...へっ、とゆうことはも、もしかしてこれ私に...!?』

「A以外誰がいる?」

まさか、そちらから渡してくれるなんて。

失礼ではありながら、
てっきり私から切り出すものだと思っていたのでそれはもう驚いた。

『じ、実は私も芥川くんに渡したいものがあって...!!』

後々なんかいい感じの雰囲気で渡そうと思っていたものの、
ここで私だけ後々も違うとどうにでもなれ精神で私も赤のラッピング袋を取り出す。

「誠か!」

すると、今度は芥川くんが目を丸くする。

「今、開けても良いか?」

『勿論だよ!』

芥川くんは、私のその言葉を聞いたと同時に
丁寧に巻かれたリボンをそっと解き、
ゆっくりと袋を開けていく。

「!これは...」

芥川くんは中に入っていたものを見て、目を輝かせる。

「ブレスレットか?!」

『うん!芥川くんに似合いそうだなあって思って』

芥川くんに渡したブレスレットは銀を主に使用し、所々にダイヤモンドが散りばめられていた。

「Aよ、感謝する!」

『どういたしまして!』

芥川くんは大切そうにブレスレットを右腕につけると私を見て、「開けぬのか?」
と訴えかける。

『何が入ってるんだろう....』

リボンを解き、そっと袋を開ける。
すると、中には黒い箱が入っていた。

『!これ...』

見た事のあるデザインが施された箱を見て、私は思わず行き良いよく箱を開く。


『ブレスレット...!?』

「嗚呼...被ってしまったな」

『...ふふっ、まさかだね...!』


私の手の中にあるブレスレットは、銀を主に使用されていて芥川くんのと似ている。が、唯一の違いと言えば
その所々に散りばめられた宝石がローズクォーツだと言うこと。

「...喜んでもらえたか?」

『勿論だよ、あ、ありがとう....!!!』

「どういたしまして」

芥川くんのと同じブレスレットのはずなのに、
とても美しく見え、私は夢中でそのブレスレットを見つめる。

「...そんなに気に入ったのか?」

『うん!』

「....そうか、ならば良かった
......A」

『うん?』

芥川くんは、ブレスレットをつけた私の左手に手を触れ

「Aと、クリスマスを過ごすことが出来てよかった」


『!...私も、
芥川くんと過ごせてよかった!』


そして、小さく、柔らかい、笑みを私に見せた。

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まろう(プロフ) - みあさん» ご指示いただきありがとうございます、修正致します! (12月28日 22時) (レス) id: 381080160c (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - お、り、ふ、らたってますよ〜 (12月28日 21時) (レス) @page2 id: daf2d5c7c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もすこみゅーる | 作成日時:2023年10月23日 23時

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