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待ち合わせの部屋につき、ドアを開ける
「…邪魔する」
そこには書類とノートパソコンを交互に見つめる伊地知がいた
伊「Aさん、お早いですね」
時計を見ると9時ちょうどだった
あと三十分もあるのか、勿体ないことしたな
「伊地知こそ馬鹿みたいに早いな」
伊「馬鹿って…まぁ不安ですので」
社畜の中の社畜だ
少し気楽にして欲しいんだが
伊「…折角来てもらったので、もう確認をしてしまいましょうか」
「了解」
詳細を見たが余りにも謎すぎる
…謎、というか隠しすぎている
分からないだけなのか、故意で隠しているのか
あいつらの事だ、ほぼほぼ後者だろうな
「…書類を見たが、不明な点が多すぎた。あれは書類という部類ではないだろう。馬鹿なのかあの老いぼれ達」
伊「ま、まぁまぁ。…確かに今回の情報は明らかに少ないですね。呪霊の特徴も少なく、写真もありません」
まったく使えないな
「…あやふやだから私をぶち込んだってことか」
伊「…そうでしょうね」
伊地知がため息をつく
それにつられ私もため息をはいた
上は何処までも馬鹿だ
今呪術師が足りてない状況でも、呪術師が死ぬ可能性が多いものを容赦なく投げてくる
……どうしようもないな
「…行くしかないのは分かってるが、どうする?」
伊「…そうですね、私も同行しますか?その場の状況を写真を撮ったりするのは大変でしょう」
「いや、伊地知は連れて行けない。もう少し安全性が分かっていれば連れて行けるが、今日は怪しすぎる。1級・特級あたりのレベルは想像してる。…仮にも特級呪術師だが、伊地知を庇って戦えるほど器用じゃない。」
伊「…言われると思いましたよ」
…なら言うな
伊「正直、どうしようもないと思います」
「…そうだよな」
伊「…気をつけてくださいね」
「…あぁ」
…気を引き締めて行くか
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むんだ(プロフ) - 朽木 桜さん» これからの作品は嫌われ系でいくのかどうか分かりませんが、今回の作品を見てくださった方の為に作ろうかなと考えています。私なりに書いていきますので、更新されたら寄り道程に見ていってください。本当に、本当に温かい言葉、ありがとうございました (2022年11月20日 9時) (レス) id: 3e58d0b219 (このIDを非表示/違反報告)
むんだ(プロフ) - 朽木 桜さん» 温かい言葉、本当にありがとうございます…。どうしても私の趣味趣向にはしってしまい、朽木様含めた皆様に満足して頂けてるか不安な点も沢山ありました。そんな作品を見て下さり、本当にありがとうございます。 (2022年11月20日 9時) (レス) id: 3e58d0b219 (このIDを非表示/違反報告)
朽木 桜(プロフ) - これ以上の更新がないのは悲しいですが、ぜひまた新たな小説を書かれることを楽しみにしていますね!! (2022年11月18日 6時) (レス) @page26 id: e22cbff476 (このIDを非表示/違反報告)
朽木 桜(プロフ) - 嫌われ系の夢小説はどうしても読む人を選びます。だからこそ読みたい人にとってはとてもいい作品だと思いますよ。また、文章力なんて最初から身につけれるわけではありませんし、私は読んでいて普通に場面の情景が脳裏に描けたので読みやすい文章だったと思います。 (2022年11月18日 6時) (レス) @page26 id: e22cbff476 (このIDを非表示/違反報告)
むんだ( ¨? )(プロフ) - 舞さん» 呪詛師落ちいいですよね…笑了解しました〜コメありがとうございます( ;ᯅ; ) (2022年9月29日 19時) (レス) id: 3e58d0b219 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むんだ | 作成日時:2022年8月17日 19時