今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:16,293 hit
小｜中｜大
一之宮家の使い ページ38
俺はクソ暑い中、東雲とかいう男と向き合っていた。汗をかきまくっている俺とは違い、コイツは涼しげな表情で見下している。まるでウチのチームの厨二男みてぇだ(厨二男=涼野)
東「はぁ…お坊ちゃんから1人お客が来ると言われたが……まさか吉良の御曹司だとは」
はぁ、とため息を吐く男。そして顎を動かし、
東「こい、家の主がお待ちになっている。」
男が歩きだしたので、俺はとりあえずついていくことにした。
・
・
・
・
・
・
・
ヒ「へぁー……」
すっげー…リゾートホテルみてぇ。
東「何をしてる、早く来い。」
ヒ「あぁ？」
何だコイツさっきから…仮にも御曹司だぞ俺は…
東「なんだその目は…？」
ヒ「オメェこそ、客をもてなす割には少し態度がデカすぎるんじゃねぇのか？」
頭がくっつくまで顔を近づける俺と男。
「東雲！何を騒いでいるの！？ここは人様のお屋敷なのですy........」
肩にストールを羽織りながら誰かが階段を降りてくる。少し髪が乱れている様子だったけど見覚えのある顔だった。
ヒ「な……」
「え……」
そう、最近顔を合わせてなかった…一之宮のオジョーサマだった。
『き、吉良さん？』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 15人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シャーベット | 作成日時：2021年6月21日 2時
