蝶と蜘蛛「JK」2 (ページ11)

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挨拶回りページ11

みんなで仲良くご飯をつまみながら話してると
オッパと目があって、"ちょっと来て"と合図された

「ごめん、オッパに呼ばれたから行ってくるね」

一言だけ行って、口元を拭いてオッパのところに行く

「あれがAのお友達？」

「うんそうだよ、みんないい人そうでしょう？」

「まぁ身なりは合格かな」

「なに合格って…入場チェック受けてから入ってくるんだから正装でしょ！」

「まぁそんな怒んないでよA、可愛いお顔が台無し」

ほっぺをうりうりってされるけど、怒らした原因はオッパでしょ！？と思いながらなされるがまま。

「父さん達のところに行こう、ヒョン氏が挨拶しに来てるみたいなんだ」

「へぇ…私も挨拶してもいいの？」

「まぁオッパが付いてるしSPも付いてるし」

本当溜め息しか出ない

「来たなA、ヒョン氏こちらが私の息子のテジュンと娘のAです。お前たち挨拶」

「こんばんは。カン・テジュンです。よろしくお願いします。」

「こんばんは。カン・Aです。よろしくお願いします。」

「おほほ、これはこれは流石お父様とお母様の子達じゃ、とても美男美女ですな」

「恐縮でございます」

「この度はカン会長のホテルをお借りできましてなによりです。誠にありがとう」

「いえ、以前から仲良くさせていただいておりますので、このくらいなんなりと」

挨拶回りは好きじゃない

全然話し分からないもの

あはは…とだけ笑っておこうかしら

「父上、Aと少しばかり挨拶回りしてきても？」

挨拶回りという名のこの場を離れる口実

「あ…行ってきて構わない、くれぐれも頼むよ？」

「はい。では失礼します」

私もオッパの後に続けて失礼しますと言ってその場から離れる

・

「ご苦労さん、ほれAの好きなケーキだよ」

「こんなんでご機嫌取れるとでも？」

「しょうがないだろー、父さんの息子と娘だ挨拶ぐらいはしなきゃならないだろ」

「はぁ…なんか一気に疲れちゃった」

「あそこの椅子に座るか？」

そうね、なんて話してると今度は向こうから挨拶回りで色々話しかけられた

もう！疲れたのよ！ほっといて！