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その青年、依頼 ページ35
「な……ッ」
「おかえり、シエル」
「おかえりなさいませ」
本邸に帰ってきたシエルたちを出迎える俺達。
「何でA兄さん達がここに！？」
「何でって…他に行くとこないし？」
本邸に来たら使用人たちに怪しまれて攻撃されそうになったけどタナカが説明してくれた。
いや〜持つべきものはタナカだよね()
で、本邸に入れてもらった後にジョーカーが起きてジョーカーと共にサーカス団のみんなの死体を地下に運んで、運び終わったら力尽きたのかジョーカーが倒れたから寝室に放り込んどいた。レオンが。
ああ、アイツに依頼をしに行かないとな。
「ちょっと出掛けてくる」
「あ、ああ……って話はまだ…っ！」
シエルが言い終わる前に俺らは屋敷を出る。
「邪魔するぞ、葬儀屋」
「ヒッヒ。Aが、今日来ることは小生でも予想していなかったよぉー？」
「まあ今日は表の世界の話だからな」
「表の世界についての話を小生にするなんて珍しいねぇ」
「5人の葬儀を行って欲しいんだ」
「葬儀かい？」
「ああ、俺がお世話になった奴らなんだ。人生の終わり方こそ残酷だが、少しでも安らかに眠ってほしいんだ」
「ヒッヒ。Aの依頼を断る理由はないよぉ〜」
「ありがとう。よろしく頼む。じゃあ、また来る」
そう言って俺とレオンは店を後にした。
本邸に戻ると懐かしのリジーとニナ、そしてインド人が2人いた。ソーマとアグニというらしい。すぐ仲良くなった()
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作者名：のあっち | 作成日時：2017年12月19日 23時
