スクール革命 【 鬼滅の刃 】

40話 ページ50

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村「 くぅぅぅ〜、！分からん·····！ 」



勉強を始めて30分しか経っていないのに、村田君
はもうギブアップなのか椅子の背もたれに寄りか
かって天井を見上げた。



平「 村田君、早いよ 」

「 まだ30分しか経ってない 」

村「 まだ30分かよ！？ 」



さっき私達に注意してきた威勢はどこに行ったのか
村田君は "もう無理だ〜" と机に突っ伏した。

ひかるちゃんと保乃ちゃんはそんな村田君を苦笑い
しながら見つめる。



平「 分からない所があるなら教えるよ？ 」

村「 俺、教えられてもすぐに分かるような奴じゃ
ないよ、」



諦めモードな村田君はシャーペンを指で回しながら
呟く。

·····ペン回し出来てない。




田「 村田先輩！諦めるのは早いですよ！ 」

森「 そうですよ！一緒に頑張りましょう！ 」



村田君はジト目でひかるちゃんと保乃ちゃんを見る
と2人の綺麗な目に折れたのか、
両手で自分の頬をペシッ！と叩いた。



村「 よし！やるか！ 」



キリッとした顔で教科書に視線を戻す村田君を見て
私達は "おぉ〜" と声を揃えて言った。





·····································
··························
··············






村「 つかれたぁぁぁぁぁぁぁ！！！ 」



思いっきり村田君は背伸びをして叫んだ。

あれから3時間、黙って勉強をしてたため私達も
疲れていた。



「 お疲れ様、村田君 」

村「 お疲れ〜 」



教科書とノートを片付けていると窓から夕日が差し
ていて思わず外の方を見た。

思っていた通り、夕日が綺麗でひぐらしも鳴いてい
る。



今年も夏がやって来たんだ。


そう実感した。




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