スクール革命 【 鬼滅の刃 】

34話 ページ44

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平手 side



·····やらかした。完全にやらかした。

今日雨が降るの完全に忘れてた。

お母さんに今日は雨が降るから傘を忘れないでって
言われてたのに······。



今日は村田君が用事があって話し合いは無し。
こんな時に限って話し合いが無いなんて······。



雨が止むまで待とうと昇降口に立って待っているが
一向に止む気配はない。

溜息を零し、教室に戻ろうとローファーから上履き
に履き替えていると階段の下に人影が見えた。

座っているのか制服が少ししか見えなくて顔が見え
ない。


平「 ·····A？ 」



そばに置いてあった鞄に着いているキーホルダーは
Aのやつだった。

すぐに階段の下に行くと人影が私の方を向いた。



「 てち！ 」



大好きなAが居て思わず頬が緩む。
Aは奥の方に行き私が座れるスペースを作って
くれた。



「 てちも傘忘れちゃったの？ 」

平「 うん。Aも？ 」

「 うん 笑 」





雨が止むまで私達はその場で喋っていた。

誰もいない静かな空間にたまに私やAの笑い声
が響く。


ｰｰｰｰ幸せだなぁ




······································
·······················
············




雨の音が弱くなってきて少し顔を出して様子を見よ
うとすると肩に何かが乗った。

振り向くとAが私の肩に頭を乗せて寝ていた。



疲れたのかな、

私はAの頭を撫でるとAの方に頭を傾けて
目を瞑った。





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