スクール革命 【 鬼滅の刃 】

過去話 ページ41

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ガヤガヤと賑わう教室。私は誰とも話さず机に1人
で座りすぐ横にある窓の方を向いて校庭を見た

お弁当を食べようと歩いている生徒達を見て、
それからまた教室の方を見る。


すぐ目に付いた2人の女子生徒。
2人は話していると私の視線に気が付き私の方を
向いた。




( あ、雛瀬さんまた1人だ )

( 本当だ。虚しくならないのかな )




遠くだから何言っているのか分からない。
けど言っている事は口を見ればすぐに分かる。

私は今度は2人の男子生徒の方を見る。




( オイ、雛瀬こっち見たぞ！ )

( 関わりたくねぇーし早く行こうぜ )




その男子生徒が教室を出て行くと私はまた別の
女子生徒の方を見る。




( 雛瀬さんって何でいつも1人なんだろう····· )

( 友達が居ないからでしょ )





はぁ、と溜息を零し両手で顔を覆った。
そしてそのまま俯くように頬杖をする。


······私はクラスで浮いている。
中1の頃から友達は居なくて、いつも1人。

誰にも話しかけようとしないから皆も私に話かけて
くれない。



集団とか苦手なんだよなぁ······。




ｰｰｰｰねぇ！


机に私とは違う両手を置かれ、頭の上から声が
聞こえた。

驚いて顔を上げるとクラスで結構人気の長濱さんが
立っていた。





ビックリして固まっていると長濱さんが言った。



ね「 一緒にお弁当食べない？ 」

「 ·····えっ、」





初めてだ。初めて誘われた。

返事に困って、曖昧に私は頷くと長濱さんはにこっ
と笑った。



ね「 じゃあ行こう！ 」



彼女の笑顔は可愛くって眩しかった。




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