スクール革命 【 鬼滅の刃 】

27話 ページ35

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友梨奈 side


手を握られAを見ると苦しそうに顔を歪めて
私を見ていた。


平「 ······· 」


行っちゃダメ。

そう言われているような気がして私は怒りを静める

高1の頃からの付き合いである大切な親友を殴られ
てそう簡単に怒りを沈めることが出来ない。

ひかるちゃんも地面を見つめて唇を噛み締めて怒り
を耐えていた。



伊「 行こーぜ 」



私達をしばらくの間見た伊之助さんは嘲笑うように
言った。



炭「 善逸、行くぞ 」



炭治郎さんに言われて善逸さんは私達を心配そうに
見つめて渋々炭治郎さん達の後に続き帰って行く。



"友達庇って殴られるとかダッセェ、"



伊之助さんの言った言葉が脳内で再生される。

ダサい訳ない。だってAは私を守ってくれた。

Aはカッコイイ。ダサいとかあの人達に言われる
筋合いない。




·································
·····················
············




村「 あ、やっと来たって····どうしたの！？ 」

田「 A先輩！大丈夫ですか！？ 」



Aを支えながら私達は北校舎に行き、いつもの
空き教室に入る。

私とひかるちゃんに支えられてるAを見て
村田君と保乃ちゃんは目を丸くした。



森「 Sランクの人にお腹を殴られたんです。」



怒りを含んだ声でひかるちゃんが言うと2人は更に
目を丸くし眉間にシワを寄せた。



田「 酷い·····、！ 」

村「 ごめん。俺が一緒に行けばよかった 」

「 村田君のせいじゃないよ！大丈夫 」



いつもの笑顔で言うA。

いつもは安心する笑顔が今は不安でしかない。




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