スクール革命 【 鬼滅の刃 】

26話 ページ34

.







友梨奈 side


し「 珍しいですね。善逸くんがSランク以外の
女子と話すなんて、」

無「 たしかに、」

善「 たまたまだよ！そこで会ったからちょっと
話してただけ！ね？ 」



私達の方を見る善逸さんの目は何かを訴えていた。


ｰｰｰｰ逃げて


そう訴えているような目に見えた。



平「 そうですね 」



私が頷くと目線だけをひかるちゃんとAの方に
向けた。

2人も私の方を見ている。善逸さんの目を見て察し
たようだ。



有「 お前ら俺らと仲良くする気なかったんだろ？ 」

カ「 善逸とはいいの？ 」

平「 どうでしょうね 」

炭「 仲は良くないのか？ 」

平「 さぁ？ 」



曖昧に言っていると舌打ちが聞こえて伊之助さんが
イラついた顔で私を見た。



伊「 ちゃんと答えろよ 」

平「 答えたじゃないですか。」



私の反応が気に入らなかったのか伊之助さんは
私に向かって走ってきた。

殴られる。そう思った私は目を瞑った。



善「 伊之助！ 」


横から聞こえる善逸さんの焦る声を聞きながら
殴られるのを待った。




「 うっ·····ぐっ······、」



痛みが全く来なくAの苦しい声に慌てて目を
開けるとAが伊之助さんにお腹を殴られていた

ビックリして目を丸くしているとAがしゃがみ
私はハッとしてすぐにAの傍にしゃがみ、
背中を摩った。



森「 A先輩！！！ 」



ひかるちゃんも慌てて駆けつけて来る。私はすぐに
Aを殴った伊之助さんを睨みつけた。




伊「 友達庇って殴られるとかダッセェ、」




······その時、プツンと糸が切れた。

許さない。絶対に·······！！

私が立ち上がろうとするとAが私の手を握った





.

27話→←25話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す