憑依少女Ⅱ (ページ33)

今日:14 hit、昨日:29 hit、合計:105,787 hit

変わった感情ページ33

.

上「千葉ぁぁ！！」

「ちぃーばぁー！」

『笑』

二人セゾンのMV撮影日。

千葉県でそれは行われる事になって、出身地の千葉だから余計私と莉菜ちゃんはテンションが上がっていた

欅坂のメンバーとして千葉に来るのは新鮮。

初めて来たようで、初めてじゃない。

言葉に表せれない何かが、胸の底にある。

まだ夏の暑さが少し残っている中、私達はブレザーに身を包んで最初に街で撮影を行う。

日がよく当たる道で、私単独での撮影が行われる。

監「よし！じゃあポーズは特に決めないから、自分の好きなように！」

「はい！」

カメラもセットされたのを確認すると、私は空を見上げた。

快晴で、まさにMV撮影日和。

監「いきまーす！····はい！」

風も吹いてきて近くにあった木が揺れる。

髪が靡くのを感じながら、肩に掛けていた鞄を握り直して、カメラに背を向ける。

それから顔を横にずらして、地面を見つめた。
再び空を見上げると、太陽の陽の眩しさに少し目を細めた。

監「はい！OK！」

その合図に私もスタッフさん達の方に近づいて、
一緒にさっき撮った映像を見る。

監「いいね。もうパターン撮ろっか」

「はい！」

さっきの道に戻って、スタッフさん達は通り人の人達に声をかけてから、またカメラがセットされる。

監「撮りますねー、····はい！」

横を向いて顔を俯かせると、再び風が吹く。

髪をまた靡かせながらゆっくり顔を上げた。

監「 OKです！」

その後も別の場所でいろんなパターンを撮る。

監督さんに言われたように、自分の好きなようにポーズや表情もやった。

································
··················
·······

.