憑依少女Ⅱ (ページ2)

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新鮮ページ2

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草原で思いっきり踊った次の日は学校での撮影。

制服に腕を通してから振り付けを確認しようと、鏡の前に立った。

『ここちょっと手複雑だよね』

「はい·····、」

鏡の前に立って、少し後ろにいるダンサーさんと練習する。

平手とねるちゃんと一緒に前に出て踊る場面での振り付けの手の動きが早すぎるあまりに、着いていけない時がある。

苦手な部分を何回もダンサーさんと練習を繰り返した

ダンスの撮影を行うのは体育館で、まずは教室での撮影が行われた。

私は教室に行って、誰もいない教室を見回した。

ス『おっ、やっぱり現役JKは絵になるね！』

「笑」

中学も卒業して、高1になったばかり。

普段通っている教室とは当たり前だけど構成とかも違っていて·····。

新鮮な気持ちになった。

窓際で1番前の席。

その席に座ってすぐ横の窓の外を見つめる。

その私の姿をカメラマンさんはカメラに収める。

カ『いいね！』

カメラマンさんとスタッフさんがさっき撮った映像を確認し始める。

その光景を見てからまた目線を窓の外に向けると、
少し離れた所にある木に平手が立っているのが見えた

平手もこちらに気づいたようで、私を見つけた瞬間手を振ってきて、私も振り返した。

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「 " 複雑に見えるこの世界は単純な感情で動いている " 」

椅子から立ち上がって言うと " はい、いいよー " という指示が出る。

それから " OKです！ " と指示が出て、息を吐いた。

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