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5話 ページ6

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『 ···A、体調でも悪いのか? 』


「 えっ? 」







お父さんらしき人に言われ、体が固まる。
他の2人も俺の事を見つめていて、再び鼓動が速くなる。









『 たしかに、ご飯も全然食べてないし··· 』


『 寝ぼけてんのか? 』










全員から言われ、焦って思わず " いや! " と声が出る。

··· " いや " って言ったけど、なんて言えばいいんだ···?
もうここは正直に言うしかないか···?


いやいやいや!そんな事言ったって信じてくれるはずない!
実際俺も信じないもん!!








「 ···じっ、時間やばいし、そろそろ行かなきゃって··· 」


『 うわ、本当だ!俺も行かなきゃ! 』









隣にいた男性···、多分兄ちゃんか?
急いでコーヒーを飲みきると、" 行ってきます!" と椅子から立ってバタバタとリビングから出て行った。


釣られるように俺も椅子から立ち上がり、リビングから出る


玄関で靴を履いている兄ちゃんを見て、口を開けた。








「 いってらっしゃい! 」


『 ···おぉ、いってきます···! 』











ビックリしたように目を丸くしながらこっちに顔を向けた兄ちゃんは、" 珍し、" と小さい声で呟いてから出て行った。


珍しい···? " いってらっしゃい " って言うのが···?


何か、よく分かんねぇな···。
まぁ、とりあえず俺も早く着替えよう。



階段を上り、自分の部屋に入ってから制服を探す。

昨日見たAちゃんは制服姿だったし、高校生だよな。



ベットの近くの壁に、ハンガーと一緒に掛けてあった制服を見つけて、着替えようとTシャツを脱ぐ。


···脱ごうとした。



ちょっと待て!!!

着替える···、っていう事は···!俺、今から女子の···、


ダメだ!!いくら入れ替わってるからって、
そんな、見ず知らずの女の子の体を見るなんて···!!




でも、このまま登校する訳には行かないし···、

どうするべきか、俺は顔を赤くさせながら頭を抱えた。








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作者名:佳奈 | 作成日時:2022年5月2日 22時

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